引渡し後も油断大敵、後から発生する瑕疵にご注意
みなさん、こんばんは。
難あり物件コンサルタントの田中です。
今日は、土地の瑕疵について。
先日取引き(お引渡し)させていただいた静岡県内のとある土地。
一昨日、買主様よりご連絡があり、土地を掘ったら地中より大量のガラがでてきた、と。
もともとはこちらのようにず~っと昔から月極駐車場として使用されていた土地。
昭和45年頃に売主様が耕地整理で土地を取得。
ただ、今日現地に行って確認をすると…。
ご覧の通り、大きな石や廃材、鉄の棒などがでてくる、でてくる…。
地下1mくらい掘削したところ、ゴミの層らしきものが地中30センチから50センチの間にあるのがわかる…。
これでは、買主様がこの土地に建物を建築しようとしても地盤補強工事に支障がでてしまいます。
そのため、土地の瑕疵(欠陥)として一般的に認識されます。
通常、売主様は土地の引渡しから一定期間、この土地の瑕疵について責任を負うケースがあります。(通常は2~3ヶ月が一般的)
※土地の瑕疵担保責任は売主様、買主様の合意により免責とできる場合もあります
売却して、売主様も残代金を受領したのに、こういった想定外のことが起きると思わぬ出費となってしまいます。
しかも、売主様が負う土地の瑕疵担保責任は、無過失でも負わなければならない責任。
不動産取引きにおいて、たまにこういった地中障害がでてきてしまうことがあります、先日話題になっていた森友学園問題同様に…。
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