困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

査定書の作成、査定額が厳しめになった理由

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。

 今回は、戸建の査定について。

 今日は、先日ハウスメーカーの方よりご紹介いただいたお客様のご自宅の査定書の作成でした。
 午前中に市役所で書類を取得し、建物の遵法性を確認。
査定額については、取引事例比較法や公示価格・路線価図・不動産取引価格情報からの参考値など多角的に精査。
 ただ、最終的には今回の戸建の査定額は他の取引事例と比べて、少し厳しめに…。
その理由は、普通自動車の駐車が難しいこと、築20年が経過しているにもかかわらず、大規模修繕がされてこなかったこと。
あとは、都市計画の規制上、建替えしても床面積80m2というコンパクトな建物しか建築出来ないため。
住環境は良いのですが…。
戸建の場合、車の止めやすさが大きく価値を左右するのです。
 
 いろいろな物件を査定する中で思うこと、それは良くも悪くも土地、戸建って本当に個別性が強い。
ちなみに査定物件は、横浜市内の戸建だったのですが、公示価格では地価の下落が続いていました…。
見た目だけではわからない、不動産の価値って奥が深い。