困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

都市計画の変更で建替えが出来なくなったかほく市の売却PJ

みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


今回は、都市計画の変更によって建替えできなくなった案件について。

お客様よりご依頼いただいた石川県かほく市の不動産は、高松駅から平坦で徒歩8分のところにあります。

それがこちら。

正確な建築時期はわかりませんが、ご近所の方によると戦後間も無く建築されたそうです。

もともとは都市計画区域外で建築基準法上の道路に接道していなくても建築できましたが、昭和37年頃に都市計画区域内となり、建築基準法上の接道要件を満たせなくなってしまいました。

物件自体は大通りより幅1.4mの路地を20mくらい入っていったところにあります。

もちろん、その路地は建築基準法上の道路に認定されていないため、建物の建替えや増改築ができません…。

そして、その通路の所有形態にも問題があり、長年放置されておりました。

ただ、先日市役所より所有者の方に「空家の適正管理に関する指導」の文書が届き、今回慌てて動き出すということになりました。

古家は草のツルが巻きつき、屋根は一部落ちてしまっておりました。

ただ、壊すにも路地が細く、車が入らないため、解体費用も高額となってしまいますし、前述の通り、建替えもできません。


朝6時前に横浜の自宅を出て、東京駅経由にて新幹線で石川県の金沢駅に。

北陸新幹線で約2時間30分。

石川県からはレンタカーで20分くらいでした。

午前中から午後2時くらいで物件調査が完了。

建替えができないということ以外にも、いくつか問題がありました。

それは、境界が一部ないことや水道管が第三者所有地を通過していること、下水道が接続されていないため、下水道整備には受益者負担金が発生することなどです。


現地では周辺にお住いの方にご挨拶をし、これから売却活動を開始することや売買の際に路地の通行について承諾していただきたいというお願いをしました。

加えて、この難あり物件を引き取っていただけないか、というお願いもしました。

…が、ご近所の方みなさん、隣の土地を買い増し、買い増しでもういらない、と。

お一人の方はうちの不動産も一緒に売ってくれないか、というご相談も。

それにお子様が遠くに住んでいるため、自分が引き取っても維持管理ができない、とも。

ご近所の方はみなさん、ご高齢の方が多く、周辺には売家や売地という看板がところどころにありました。

残念ですが、周りには本当に空家が多く、町自体が疲弊してしまっている状況でした。


そうは言っても、この負動産を何とかすべく、活動を開始します。

ちょっと、いや、かなり手強いです…。汗


ひと通り調査を終え、ホテルに向かう途中に一か所だけ寄り道。

金沢市にある小高い山の上にある卯辰山公園。

ここでは金沢市街地を一望できます。

到着したのが夕方の5時半すぎ、ちょうど夕焼けの時間でした。

黄金色に輝く空は一日の疲れを癒してくれますね。


そして、ホテルに到着し、すぐにお楽しみの夕食へ。

調査で慌ただしかったため、ランチに行けなかったため、どれだけこの時を待っていたことか。

夕食は、食べログで検索し、地元の有名店 日々魚数寄 東木 に。

偶然にもカウンターの1席だけ空いていました。

カウンターで料理は、4,000円か6,000円のコースのみ。

今日が自分へのご褒美も兼ねて6,000円のコースに。


一品ごとに丁寧に料理され、でてくるものは全て美味。

さすがは名店です!

日本海の魚はやっぱりおいしいですね~。

身がぷりっぷり。

地酒を飲みながら、地元の方や観光者と話をしながら、食べる料理は最高です。

気がついたら、かなりお酒を飲んでしまいました…。


明日の仕事までほぼ終えてしまったので、明日は残りの仕事を少し、観光を少しで横浜に戻ります。

それにしても、難あり物件と美味しいグルメは日本全国どこにでもありますね。