困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

不動産会社の査察じゃない実務指導の結果

みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


今回は、不動産会社の実務指導の結果について。

私が所属している神奈川県宅建協会では実務指導というものがあります。

この実務指導とは、各支部の相談員が本部役員と一緒に会員である不動産会社を定期的に訪問し、宅建業法で規定されている標識の設置や従業員名簿の保存、宅地建物取引士の在籍等を確認するもの。

いざ、会員さんを訪問すると…会員さんより「うちが何かしましたか?」とよく質問されました。

何もしていなくても入るんです、実務指導は。

この実務指導という制度は、吊し上げを目的とするのではなく、あくまで会員さんの事故の未然防止のためにやっているもの。

実務指導員は、実務指導という認識で会員さんを訪問しますが、会員さんは査察がきた、という認識で構えられます…。

先輩方にお聞きすると、これでも以前よりはだいぶよくなった、と。


今回は、私に声がかかり、10月に初めて実務指導員として会員さんを訪問しました。

そして、今日は神奈川県のハトマークの不動産会社全16支部の相談員が集まり、実務指導の結果のフィードバックをしました。

各支部が実務指導で会員さんを回った時の感想や改善点の指摘など。

全体的に大きな問題はなく、ごく一部非協力的な会員さんがいたくらい。

そういった非協力的な会員さんについては、実務指導員ではなく、宅建指導班の方に直接会員さんを訪問していただきます。

そして、何か問題があったときには、宅建業の免許取消し、業務停止などの行政処分を受けてしまいます。


実務指導に1時間、研修相談に1時間の打ち合わせをしました。

研修相談については、本部、市役所、区役所の相談方法、最近多い相談内容などについてでした。

どこの支部も人が足りず、みんなで協力し合って、何とか各会場での無料相談の対応をしている状況。

多い方は年間12回以上も無料相談の相談員をしていると聞きました。

さすがに年12回は、かなり大変。


そして、会議が終わるとみんなでそのまま関内の居酒屋さんで懇親会。

私も初参加。

全員で50人くらいでみんな私より歳上の40代後半から、70代の大先輩の方々、30代は私だけでした。

大先輩方がどんな内容のお話をしている興味津々。

そういった内容のお話を聞いてみたいと思っていた私に今日は、ちょうどいい懇親会でした。

まさに「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ですね。

予想通り、面白く、かつ、勉強になるお話をお聞きすることができました。

今日得た知識は、将来、役に立つこと間違いなしです。