売却金額か、ご近所との絆かーーー秋田県の築古物件で揺れた売主様の思い
みなさん、こんばんは。
難あり物件コンサルタントの田中です。
今回は、不動産処分・売却の際の「心の優先順位」について。
田舎の空き家、古い農地。
売れない、処分できない、どうすればいい――。
そんなお悩みを抱えた秋田県のご年配の売主様から、ご相談のお電話をいただきました。
・築年数の経った一戸建て
・使っていない複数の農地
・地元不動産会社数社から「売れない」と言われた
それでも諦めず、売主様は市役所にご相談され空き家バンクに登録。さらには、当社にもご相談くださいました。
そして空き家バンク経由で購入希望者が現れたものの――
購入希望者は法人で、代表者が少し日本語がわかる程度で他の社員は言葉が通じないという理由から売主様は迷われました。(購入希望法人は購入後、その戸建を日本語が話せない社員の寮として使用予定でした)
「売ったあと、ご近所に迷惑かけたくない」
「この家は本家。地域との絆を壊したくない」
その言葉に、私は胸を打たれました。
そして、最後まで売主様をサポートすると心に誓いました。
不動産とは、ただの「モノ」ではなく、「想いのこもった場所」。
だからこそ売却には慎重さが必要です。
結果、売主様は「もう少し時間がかかっても、きちんとご近所と調和してくれる人に譲りたい」と決意。
売却代金よりも、人とのつながりを優先したその姿勢に、私も全力で応えようと心に決めました。(^^)
扱いが難しい不動産でも、丁寧に向き合えば必ず道は拓けます。
同じように悩まれている方、ぜひ一度ご相談ください。(^^)

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