世界遺産の村「キュランダ」で考える、観光資源と地域インフラの魅力
みなさん、こんばんは。
難あり物件コンサルタントの田中です。
オーストラリア旅行2日目は、ケアンズから北西の山岳地帯に位置するキュランダ村を訪れました。
この村は、世界最古の熱帯雨林の中にある観光拠点でありながら、アクセス手段としては**スカイレール(ロープウェイ)とキュランダ観光鉄道(Kuranda Scenic Railway)**という、非日常を演出する2大インフラが整備されています。
観光地としての整備は行き届いていながら、自然環境との共生を強く意識した設計で、「開発と保全のバランス」の好例として、不動産・地域開発の視点でも学びが多いと感じました。
特にスカイレールは、環境に配慮した設計・建設がなされており、森林上空を音もなく滑るように移動することで、観光客に“自然との一体感”を提供しています。
村内のコアラガーデンズなどの施設も、動物との距離感や説明パネルの工夫が見られ、単なる「見る」ではなく、「ふれる」「学ぶ」体験が可能な設計になっています。
帰路に利用したキュランダ鉄道は、19世紀に建設された歴史的鉄道で、観光資源としてはもちろん、地域と都市をつなぐ“動脈”として機能してきた背景があります。
車窓から見える野生動物やバロン滝の絶景は、時間をかけて訪れる価値を実感させてくれました。(^^)
こうした観光地における「移動インフラ × 自然体験」は、日本の地方都市や観光地においてもヒントになる点が多々あると感じます。
たとえば、ローカル線の観光化や、過疎地での自然体験型観光の導線設計など、
不動産業の枠を越えた地域連携の可能性を強く感じる一日となりました。
観光とは、土地の魅力を再発見する手段。
そこには、未来のまちづくりや不動産活用のヒントが確かに存在しています。(^^)





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