人口減少時代に考える「高齢者住宅・介護施設選び」と運営リスクの実情
みなさん、こんばんは。
難あり物件コンサルタントの田中です。
本日は、ファイナンシャルプランナーの勉強会「不動産・住宅ローンSG横浜」に参加しました。
私自身、このスタディグループに参加してから約14年。
不動産・住宅ローン・ライフプランなど、幅広い視点で学びを続けています。
今回の講師は、株式会社セイムボード 取締役の押味氏。
テーマは「介護は突然に…!高齢者住宅と介護施設の今」。
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■良い高齢者施設を見分けるポイント
押味氏の話で特に印象に残ったのは、「ネットと現場の情報のギャップを確認すること」。
施設選びのチェックポイントとしては、
1. 施設の過去の事件・事故履歴をインターネットで確認する。
2. 施設ホームページ上の情報と、実際の入居者の介護度が一致しているかを見る。
3. 入居者一人当たりのスタッフ数(人員配置バランス)を確認する。
このように、表面上の“きれいな情報”だけではなく、現場の実態を確認することが重要です。
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■地方ではすでに空室発生、運営会社の経営状況も要確認
また、「日本の人口が年間90万人減少している中で、高齢者施設の将来はどうなるのか?」という質問に対しては、「地方ではすでに空きが発生しており、経営が厳しい施設もある」との回答。
つまり、施設そのものの設備や立地だけでなく、
運営会社の経営体力や安定性を考慮した判断が今後ますます重要になるということです。
これは不動産業における物件管理やアセットマネジメントにも通じる視点だと感じました。
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■まとめ
• 高齢者施設は“ネットと現地”の両面から情報確認を。
• 入居者一人当たりの人員配置にも注目。
• 施設だけでなく、運営会社の経営状況も判断材料に。
• 地方ではすでに空室や経営難も発生しており、地域差が拡大。
介護や高齢者住宅の問題も、不動産の一部として社会全体の「住まいの在り方」を考えるテーマです。
引き続き、現場の声を学びながら、地域社会に貢献できるよう努めていきたいと思います。
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