2025年夏の不動産市場分析:中古住宅が市場をリード
みなさん、こんばんは。
難あり物件コンサルタントの田中です。
(公社)全国宅地建物取引業協会連合会が発表した「不動産市場動向データ集(2025年8月)」によると、2025年夏の不動産市場は明確に中古住宅シフトが進行しています。
⸻
【1】土地取引は地域格差が拡大
全国の土地売買件数は前年比+1.8%と増加。
特に首都圏(+5.5%)がけん引する一方、地方圏ではマイナスが継続しており、地域差が際立っています。
地価の上昇は続き、住宅地の公示地価は**前年比+2.1%**となりました。
⸻
【2】中古マンションは堅調な上昇トレンド
首都圏の中古マンションは、
• 成約件数:+24.6%
• 成約単価:+8.2%(63ヶ月連続上昇)
と、引き続き高値でも売れる状況が続いています。
供給量は横ばいながら、需要が高いため価格上昇が止まりません。
⸻
【3】中古戸建の取引も急増
首都圏では**成約件数が前年比+42.1%と大幅に増加。
価格は平均3,900万円(+0.3%)**と安定しており、「中古×リフォーム」の需要が伸びています。
⸻
【4】新築住宅の着工は減少傾向
全国の新設住宅着工戸数は−9.7%。
建築費や人件費の上昇が影響し、特に地方では厳しい動きとなっています。
その一方で、中古住宅の活用が進む構図が鮮明になりました。
⸻
【5】今後のポイント:再生と活用の時代へ
今回のデータは、「新築中心の時代から、“既存住宅を活かす”時代へ」という流れを明確に示しています。
再建築不可や築古物件など、これまで市場で敬遠されてきた不動産も、知識と工夫次第で価値を生み出せる時代に。
当社 株式会社リライトでは、そうした不動産の再生・活用を通して、地域に新たな“縁”を生み出していきます。(^^)
⸻
※出典:公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会
「不動産市場動向データ集 2025年8月」
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。