お客様からいただいたお問い合わせに「それでもだめです」と答えたその理由
みなさん、こんばんは。
難あり物件コンサルタントの田中です。
今回は、お客様から頂いたお問い合わせに「それでもだめです」と回答した理由について。
3月下旬にはいり、少し暖かくなってきたせいか、首都圏の物件や別荘地・地方物件も全般的にお問い合わせが増加してきました。
私が担当している売却物件については、今日だけで7件のお問い合わせ。
一方、お客様からの売却相談は今日だけで2件、いずれも田舎の別荘地でした。
ま、当社らしいと言えば当社らしい。苦笑
そんな中、今日いただいたお問い合わせ7件のうち2件が横浜市神奈川区にあるこちらの物件でした。
市街化調整区域にある分家住宅、1,380万円!
建物は分家住宅で建築されているため、第三者の利用はできません。
また、第三者でも利用できるようにするための都市計画法の開発許可は、売主様が要件を満たしておらず、開発許可も取得できません。
つまり、この分家住宅として建てられた建物を使える買主様はいません。
そのため、建物が使えない、建物の新築ができなことを考慮し、古家付土地として土地価格で販売中。
ですが…お問い合わせいただくお客様はその価格からか、「建物をリフォームして使いたい」、「倉庫として使えるか」といったご質問をいただきました。
もちろん、私は「この建物は分家住宅で第三者が利用することはできません」とお伝えしました。
するとお客様は「自分たちで勝手に使うのならいいでしょ?」と…。
私は「それでもだめです。違法行為になります。」とお伝えしました。
こちらの物件については、横浜市内の不動産会社からも同様の質問を多数いただいております。
やはり、横浜市の不動産会社は「分家住宅」ということを知らない方が多いんですね…。
また、不動産は安いには安いなりの理由があります。
何も理由がないのに明らかに安い物件があったら、そのときは何か裏があるかもしれないので注意が必要です。
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