困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

実際にあった不動産の「悪魔の証明」とソーラーパネル設置時の注意点

みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


今回は、今日取得した不動産の悪魔の証明について。

そもそも「悪魔の証明」とは、先日国会で安倍首相がお話をされて話題になりましたが、「ないことの証明」のこと。

あることを証明するのは簡単ですが、ないことの証明は証明するのが難しい。

理由は簡単ですね、ないのだから。

そして、このないことの証明を世間では「悪魔の証明」と言います。


そんな中、今日は新規売却の調査のため、朝から茨城県龍ケ崎市役所へ。

横浜から車で走ること約1時間30分、無事に茨城県の龍ケ崎市役所に到着!(^^)

調査した物件が市街化調整区域の物件のため、土地の上に建物の登記がないかも法務局でチェック。

すると…意外にも土地の上に建物の登記が4つもありました。!(◎_◎;)


築年数もわからず、構造は木造板葺平家建ということからも相当築年数が古いと想像できました。

ただ、現地は更地。

すると…登記が残っている建物は、登記はされているものの、現存しない可能性が高い。

もし、土地の上に誰かわからない人の建物の登記が残っていると気持ち悪いので何とか調べられないかと土地家屋調査士の先生と協議。

すると…あったんですね、不動産の悪魔の証明が。

調査物件の土地の上に建物がないということの証明、つまり、ないことの証明。

調査物件の土地に建物がないということを表す証明が。

まさに「悪魔の証明」。

これで関係ない建物の登記を滅失できるかどうか…。

調査はそのまま続行。

今回の調査物件は、市街化調整区域の土地のため、原則として建物の新築ができません。

今後の用途としては、資材置場や車両置場が想定されました。

他にもソーラーパネルの設置用地としても考えられました。

そこで調査。


すると…あるんですね、ソーラーパネル設置のための指導要綱や条例が。

今回の龍ケ崎市では、ソーラーパネル設置のための条例がありました。

もちろん、龍ケ崎市以外でも条例などがあるところはあります。

つまり、市町村により、条例等があるので注意が必要ということですね。


市役所調査の後は現地調査。

現地は、空地。

ただ、若干雑草が伸びている状況…。

現地では、境界標や越境物の確認。


夜は、ホテル近くにある焼き鳥屋 玉龍。


暖簾もでていない焼き鳥屋さんでしたが、そこはあえてアグレッシブに突撃。

すると…後から地元の方が多数来店され、最終的には「龍ケ崎市」とは、についての話で盛り上がりました。

地元の居酒屋さんって、本当に暖かいですね。

かなりほっこりしました。

しかも、焼き鳥のクオリティーの高さにはビックリさせられました。


龍ケ崎市、初めてきましたが、かなりいいところですね!

調査一式も終了。


明日は、朝から横浜に戻ります。