困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

オヤジの終活

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、オヤジの終活について。

今日は午前中からお客様と一緒に弁護士の先生の事務所で打ち合わせでした。

 内容は、相続放棄された所有者がいないぼろぼろの古アパートの売却。

しかも、任意売却&個人の抵当権が設定されており、債権者がお亡くなりになってしまっている…。

何とか売却への道のりは見出すことが出来ました。

なお、売主様は相続放棄されていますが、維持・管理責任をなくすためにも手放したいということが今回の動機。


 午後は、契約した横浜市内の農地の現地確認と夕方は藤沢市善行にある相馬工務店さんでリフォーム工事の打ち合わせ。

打ち合わせが終わったのは、18時30分。


 すぐに帰宅するのではなく、ちょっと寄り道することに。

向かった先は車で15分、茅ヶ崎市にある私の実家。

7年前に母が他界したため、実家には76歳の父親が一人暮らし。

この状況だったため、年末年始は帰省しなかった私。

実家に着くと父親は以前よりも心なしか痩せたような印象。

昔は寡黙な父親でしたが、実家に着くなり父親のマシンガントークが炸裂り

ちょっと圧倒されてしまいました。苦笑

きっと話し相手があまりいなくて嬉しくてたくさん話してしまったんでしょうね。


 昨年軽度の脳梗塞を発症した父親は、「お父さんはもう充分生きた。万が一に備え、終活を始めた。携帯も解約し、テレビも捨ててNHKも解約した。子どもたちには不自由をさせた。(スポーツ推薦で大学に入学し、一人暮らしをしていた私はアパートの家賃を父親に支払ってもらい、私は日中学校に通い、夕方部活のバスケをし、深夜に寝ないでアルバイトをして生活費を工面していました)万が一の時は、延命措置は絶対にしないで欲しい。亡くなったら、直葬にして欲しい。お墓はどうするのか

」などなど。

 昔は相続についてなんて一切話せる雰囲気ではなかったため、父親も父親でいろいろ考えているんだろうなと改めて実感。

また父親の顔をちょくちょく見に来たいと思います。

そして、帰りがけに父親に知られないように父親宛のお年玉?をそっとおいてきました。

「たまには美味しいものでも食べてね」とひと言添えて。

いつまでもというわけにはいきませんが、できる限り長く父親の笑顔を見守っていきたいと思います。(^^)