困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

問題山積みの不動産を相続しない究極の選択

難あり物件コンサルタント 田中裕治

 みなさん、おはようございます。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 再建築不可物件、空き家、調整区域の山林・農地、私道持分、底地、借地権、事故物件…。

不動産の中には、相続すると大きな負担を生む資産が少なくありません。


そこで近年増えているのが

「相続放棄を前提とした相続対策」です。



■ 相続放棄は“不動産を無理に引き継がない”ための有効な制度

 相続放棄は、被相続人の財産を 一切相続しない という制度です。

特定の不動産(例:再建築不可・空き家・山林)だけを放棄することはできませんが、相続する側の負担を避けるための重要な方法です。



■ 実務で押さえるべき4つのポイント


① 問題不動産を背負わなくてよい

 相続放棄を選択すれば、再建築不可物件や管理困難な土地を相続する必要はありません。


② 生命保険金は受取人固有の財産

 相続放棄後も受け取れるケースがほとんどで、資金確保を別途検討できます。(詳しくは生命保険会社にお問い合わせください)


③ 生前対策との併用が可能

• 暦年贈与

• 相続時精算課税制度

• 生前売却・買取


など、親子双方で負担軽減が可能です。


④ 後順位相続人への周知は必須

 相続放棄をすると相続権は次順位(兄弟姉妹・甥姪など)へ移るため、事前に通知しておくことが実務トラブル回避の要点です。



■ 相続放棄“前”に検討すべき代替策も多い

 実務上は、相続放棄の前に

• 売却(1円物件・0円物件含む)

• 買取

• 持分売却

• 私道承諾整理

• 隣地交渉

など多くの選択肢があります。


相続放棄はあくまで「究極の選択肢」であり、

最終的な判断は専門家とともに進めるべきです。



■ まとめ

 問題を抱えた不動産の相続は、家族にとって大きな負担となりがちです。

しかし、相続放棄という選択肢を正しく理解すれば、“背負わない”という選択も十分可能です。


不動産相続でお悩みの方は、早期の相談をおすすめします。(^^)