困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

雨漏りが原因で賃借人が退去、大家さんがとった紳士的な対応とは

みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


今回は、賃貸物件の雨漏りについて。

当社で管理している数少ない賃貸物件での出来事。

その賃貸物件は平成5年築の木造アパートの一室でした。

老朽化のせいか、以前より雨漏りがしており、その度に修理をしてきた大家さん。

一旦、雨漏りが止まったため、賃貸募集をされ、賃借人が決まりました。

…が、賃借人の方が入居後、また雨漏りが発生…。


雨漏りを募集している大工さんもこれ以上はどうしようも出来ない、と。

それでも止まらない雨漏り…。


賃借人のご家庭に赤ちゃんが生まれてくるということもあり、湿気が酷いお部屋にはこれ以上住めないと。

もちろん、賃借人の方は退去したくて退去するのではなく、これから生まれてくる赤ちゃんの健康を考えての転居。


そして、そのことを踏まえ、大家さんと賃借人の方で協議。

もちろん、私が間に入ってですが。

最終的な結末、それは大家さんが「雨漏りで賃借人に迷惑をかけてしまった。これから生まれてくる赤ちゃんにもお金がかかるでしょうし、引っ越し費用は当方にて負担します」と。


それについて、賃借人の方は「今までありがとうございました。お世話になりました。」と。


雨漏りという原因はともかく、お互いの気持ちにわだかまりができることなく、退去確認完了。


大家さんが賃借人の方のことを心配され、思いやる気持ち、さすがでした!(^^)


そして、賃借人の方の赤ちゃんが元気に生まれてくることが楽しみです。(^^)