困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

迷惑な空家を売買して思ったこと

みなさん、こんにちは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


今日は、迷惑な空家の売買で思ったことについて。

本日、お取引きさせていただいた埼玉県児玉郡上里町の土地。

当初売却のご依頼をいただいてから、建築基準法で定める接道義務を満たしておらず、建物の建替えができないことが発覚。

建替えができない、つまり再建築不可物件でも都心に近ければ売却のできるのですが…新築分譲住宅が1,800万円前後で流通している地域においては、なかなか問い合わせがない…。

実際に本日のご契約に至るまで約2年の月日が経過。

ここまでくるまで大変だったな~、と改めて実感。

今回の物件については、人が住まなくなって13年が経過していたため、建物も老朽化し、床も腐食していました。

そして、敷地内の雑草が毎年すごいことに…。

ご覧の通り、物件の雑草や草木がお隣のバルコニーまで伸びてしまっていました。

そして、この草木に大量に毛虫などの害虫が発生。

隣の空家がこういった状態だと、誰しも心配ですよね。

そして、なかなか問い合わせが少ない物件…。

最終的にはお隣さんがご購入していただけることに。

購入後は更地にして、農地にされる、と。


お取引きの際、お隣さんである買主様がやんわりと害虫で困っていた、と。

そして、売主様は今まで長い間ご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳なかった、と。

きっとこういった隣の空家で困っているという方がもっといるはず、これからさらに増加すると思うと少し残念な気持ちになります。


ただ、今回のお取引きついては、空家の売買が売主様、買主様双方の問題解決につながった案件でした。


今朝は横浜の自宅を朝7時に出発し、埼玉県久喜市の再建築不可物件の買取りのための下見、売買終了後に本庄駅徒歩圏の老朽化した長屋の買取りのための下見。汗


これから、先日お引渡しさせていただいた都内の大型案件の慰労会です。

暑い日のビールはきっと最高です!(^^)