困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

別荘地で本当にあった怖い話

みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


今回は、別荘地で本当にあった怖い話について。

私が売却の担当をしているとある物件があります。

その物件は、11月10日にご契約の締結予定だったのですが、諸事情により延期になりました。

延期だけですむのか、はたまたキャンセルになってしまうのか…。


その物件は、別荘地内の土地で水道は簡易水道組合、ようは行政が管理している水道ではなく、民間企業が何十年にもわたってその水道、水道管を維持・管理してきました。

簡易水道組合は、ないようで意外とあります。

問題は簡易水道組合ということではなく、その管理をしていた民間企業の代表が突然なくなってしまい、全く簡易水道組合が機能しなくなってしまったこと。

動きがとれない、というのは、来週あたりからいきなり水道が使えなくなってしまうかもしれない、ということ。

簡易水道組合が潤沢に資産を保有していればいいのですが…、そんなこともあるはずもなく、実際に水道が止まるかどうかの瀬戸際。

別荘地内の居住者の方はみなさん、不安で仕方ないということが予想されます。

さすがにこの状態では買主様も購入することが出来ません。

理由は、もし、仮に水道がそのまま使えるとなったとしても、一時金が発生する可能性が高いため、そしてその一時金の金額が全く想像がつかないため。

現在は、簡易水道組合と地元自治会が衝突してしまっているため、しばらくは静観するしか、なさそう…。

そう考えると怖いですよね、簡易水道組合は。


公営水道の場合は、何かあれば行政にて対応してもらえますが、不動産を購入する際に目に見えず、地中にある水道管のことまで考えるのって結構難しいことですよね。