困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

今、実は危ない工務店が多い!?

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、最近聞いた話について。

 今日は横浜市中区、東京都東久留米市、横浜市神奈川区で打ち合わせをしました。

そんな中、打ち合わせの合間や業務連絡の中で最近の出来事について都内の不動産会社や神奈川県内の建築士の先生からお話をお聞きしたのですが、その内容が「工務店が倒産した」というもの。


 え、倒産?と思う方も多いかもしれませんが、不動産が売れていない時に工務店は倒産する傾向にあります。

というのも不動産会社が新築分譲住宅の建物を工務店に依頼し、新築する時は工務店にとってかなり厳しいサイクルの支払いが多く、工務店からすると早く代金を不動産会社から受け取りたいにもかかわらず、肝心の新築分譲住宅が売れないと払ってもらえない的なところも多い…。

不動産が売れていれば問題ないのですが、リーマンショックの時のように売れないと…工務店のいろいろなところへの支払いが滞り、最終的に工務店が先に倒産し、続いて不動産会社も倒産してしまう…。

あと人件費が上がり、資材が上がった中で工務店サイドでうまく価格転嫁が出来なかった部分もあったのかもしれない。


 都内の不動産会社の方は「建築を依頼し、着手金を支払った工務店が倒産してしまった」、「新築分譲住宅として売却契約済みの建物を建てる工務店が倒産してしまった」、「都内ではこれからもかなりの工務店が倒産していくことになりそう」とお聞きして、建築士の先生からは「設計を頼まれているお客さんが施工を依頼した工務店が倒産してしまった。請負契約もして、かなりの金額のお金も工務店に支払っていたのに…」とお聞きしました。


私が数年前にリフォーム工事を依頼していた工務店も最近倒産してしまいました。(倒産前に工事の完成時期が度々遅れるようになってからはちょっとおかしいと思い、その工務店には仕事を依頼しないようにしてました)


工務店に限らずなのでしょうが、実は経営がかなり厳しい工務店ってたくさんあるんでしょうね。



 不動産会社ですら工務店の倒産を見抜けないため、一般の方がこの工務店は大丈夫、危ないとかは判断が難しい…。

せめて、ネットで調べたり、万が一、工務店が倒産してしまってもお金だけ持ち逃げされることのないよう出来高払いにするなど、いろいろな方法でお金の保全をしていくしかありませんね。(^^)