困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

【成約事例】葉山町長柄/市街化調整区域・レッドゾーン崖地の売買

難あり物件コンサルタント 田中裕治

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 神奈川県三浦郡葉山町長柄の崖地の売買契約が無事に成立しました。本件が年内最後の契約案件となりました。


本物件は以下のような、複数の制限・課題を抱えた土地でした。




 • 敷地面積:約800㎡

• 全域が土砂災害警戒区域

• ほぼ全域が土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)

• 路地状敷地で建築基準法上の接道要件を満たしていない

• 敷地の約9割が市街化調整区域

• 岩盤露出の急傾斜地

• 大木が複数あり、倒木リスクを内包


売主様は地元の地主様で、

管理負担と安全面への不安から売却を強く希望されていました。


一見すると市場性が乏しく、

「売却は困難」と判断されがちな土地ですが、

本件では周辺環境・隣接地との関係性に着目し、

隣地所有者様との協議を進めることに。


結果として、

「自宅周辺の環境を将来にわたり良好に保ちたい」

という隣地所有者様の意向と合致し、

隣地所有者様が買主となる形で成約に至りました。


なお、敷地の一部に農地が含まれるため、

年明けに農地法の届出を行い、受理後に引渡し予定です。


市街化調整区域、土砂災害特別警戒区域、建築不可。

いわゆる“難あり不動産”であっても、

法規制の整理と利害関係者との丁寧な調整により、

解決に至るケースは少なくありません。


本事例が、

同様の土地でお悩みの方の参考になれば幸いです。(^^)