困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

市街化調整区域×農地の売却は可能か?越生町の現地調査から解説

難あり物件コンサルタント 田中裕治

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 本日は、埼玉県入間郡越生町にて販売予定地の調査を実施しました。



対象不動産は以下の通りです。


・市街化調整区域

・登記地目:畑(農地)

・現況:雑種地

・面積:約249㎡


所有者は昭和43年に建築目的で取得しましたが、その後未利用のまま現在に至っています。



■ 売却が困難となる主な要因


今回の土地は、いわゆる「売れない不動産」の典型例であり、主な要因は以下です。


① 市街化調整区域

→ 原則として建築不可


② 農地法の規制

→ 農地取得には許可が必要(誰でも取得不可)


③ インフラ未整備

→ 水道引込に多額の費用


④ 物理的瑕疵

→ 擁壁の老朽化・倒壊、残置物あり



■ 実施した調査内容


・越生町役場

 都市計画課、農業委員会、水道課


・公民館

 埋蔵文化財の確認


・県出先機関(東松山市)

 建築可否の相談


・飯能県土整備事務所

 砂防三法の確認


これらの調査により、法的・物理的条件の整理を行いました。



■ 活用・売却の可能性


本件のような不動産でも、以下の視点により可能性を見出せます。


・農地転用や非農地証明の検討

・用途変更(資材置場、家庭菜園等)

・地域ニーズに応じた買主探索


また、


・たけのこ採取

・椎茸栽培

・眺望


といった付加価値も確認できました。⤴︎



■ まとめ


市街化調整区域かつ農地という条件下では、売却難易度は高くなります。


しかしながら、


・適切な調査

・法規制の整理

・ターゲットの明確化


により、処分や活用の可能性は十分にあります。

売れない不動産は、ありません!(^^)