困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

宇佐市における倒壊家屋・山林・墓じまい跡地の総合現地調査レポート

難あり物件コンサルタント 田中裕治

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、大分県宇佐市において、古家・山林・墓じまい跡地を含む複合不動産の現地調査を実施しました。

行政調査・現地確認・周辺環境分析を通じて、管理不全リスクと将来の維持管理の課題を整理しました。



■ 1. 行政調査:宇佐市役所・大分県北部振興局・土地改良区


まず宇佐市役所にて地目・課税地目・法令制限の確認を行い、続けて大分県北部振興局、宇佐土地改良区へ。


特に農業委員会では、

令和6年度の農地法3条許可件数が192件

と伺い、同地域における農地移動の活発さが確認できました。


行政調査の主なポイント:

• 農地法3条・4条・5条該当性確認

• 地目・公図・地籍図の整合性

• 土地改良区の管理状況

• 接道環境と建築規制

• 管理不全空き家の可能性



■ 2. 現地調査:倒壊家屋と墓じまい跡地



調査対象地に到着すると、母屋は荷物を残したまま倒壊している状態で、

建物の安全性は確保されておらず、解体検討が必須と判断されました。


さらに、敷地内には

墓じまい後の跡地

が残っており、宗教的配慮や履歴確認も必要となります。



山林部分は藪が深く、通行困難な状態。

また、携帯電波が届かず、GPSが使えないため、土地境界の確認には高度な現地判断が求められました。



■ 3. 周辺環境:限界集落化の進行

周辺住民への聞き取りでは、

「独居高齢者のみが居住している」

との声が多く、地域全体の管理体制が弱体化している現状が伺えました。


限界集落エリアにおいては、

• 空き家の増加

• 山林放置の進行

• インフラの維持困難

など地域的課題が重層的に存在します。



■ 4. 追加調査:森林組合・法務局

森林組合では山林の樹種や管理状況を確認し、

法務局では登記の最終照合を行いました。


現地・行政を往復しながら情報を統合し、

総合的な評価を行うことで、売却・処分・活用の方向性が見えてきます。



■ 5. 宇佐市の景観:通称“宇佐のマチュピチュ”

調査の合間に立ち寄った「宇佐のマチュピチュ」は、

山肌に強い西日が落ち、美しい陰影が広がる迫力ある景観でした。



地域のポテンシャルを再認識できるスポットでもあります。



■ 6. まとめ

今回の調査では、以下のような課題が確認されました。

• 倒壊家屋の安全性と解体の要否

• 墓じまい跡地の配慮と履歴確認

• 山林の境界確認と管理不全

• 限界集落における将来の継続管理リスク

• 農地法・行政調査との整合性


株式会社リライトでは、

空き家・山林・墓じまい跡地・農地・限界集落など、

一般の不動産会社では対応が難しい案件でも、現地に赴き調査・整理・手続きまで一貫してサポートしています。


不動産でお困りの際は、お気軽にご相談ください。(^^)