困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

相続不動産 手遅れにならないために

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、相続不動産の売却について。

 私の個人的な感覚ですが、起業した12年前と比べると不動産の売却相談をいただくお客様の中で「相続で取得した不動産を手放したい」というお客様が圧倒的に増えました。

特に田舎の不動産が。


 12年前は「終活」という言葉も「相続登記の義務化」という言葉もなく、まだ当たり前に不動産は価値があるものという状況でした。

それが今では横浜市内ですら値段がつかず、価値がない不動産がでてきてしまっている…。


 相続した田舎の不動産で多いのが、登記問題。

田舎では建物を建てる時に元々所有していた土地に現金払いで建物を建築することが多いため、建物の登記がされていないことやすぐに土地を売るということが少ないため、何代も相続登記がされていないことが多い…。

相続登記がされていないといざ売ろうと思っても売れないし、相続登記をしようにもそれなりに時間とお金がかかってしまう…。

これが市街地で価値がある不動産だとしたら、相続人は相続が発生した後に売ってお金したいと考えるため、みんなで力を合わせて相続登記をし、売却に動くことが多いんですけどね。


 そんな中、今日打ち合わせさせていただいたお客様も田舎の相続不動産の処分でした。

登記名義人は何十年も前にお亡くなりになっており、そこから数次相続が発生…、一体何人の相続人になるのか…、それが問題だ。

このようにならないためには、相続が発生した後に都度、相続人間で協議をし、速やかに相続登記を行う必要があります。

そうすれば手遅れになることはありません。


我々、不動産会社はあくまで相続登記が終わった後が出番、そのため相続登記に関してはアドバイスや司法書士のご紹介は出来るものの、他に出来ることは以外と少ないんです。(T . T)


ただ、出来ることはお手伝いやアドバイスしますので本当にお困りの際にはご相談くださいね。(^^)