本当にあるお荷物不動産の恐怖
みなさん、こんばんは。
難あり物件コンサルタントの田中です。
今回は、お荷物不動産の恐怖について。
本日、お打ち合わせさせていただいたお客様、高知県室戸市室戸岬町に相続で不動産を取得されました。
その不動産がこちら。
なかなか強烈。
草木が生い茂ってしまい、玄関に辿り着くのがやっと。
物件のある室戸岬町では不動産会社専用サイトにて現在販売中の土地・戸建を検索しても登録物件がなく、過去2年間での成約事例を検索しても登録がない…。
さらに国土交通省のアンケートの不動産取引価格情報をみても過去2年間で成約件数が4件しかない…。
ほとんど不動産の流通がありません。
海も近く、温暖な気候で自然も豊かなのに。
話がそれてしまいましたが、このお荷物不動産、現況の古家がある状態で購入していただけるという奇特な方はまずいないでしょう。
そこで古家の解体費用の見積もりをとってみると…約210万円。Σ(゚Д゚)
売れないので低価格の20万円で販売するのに解体費用が210万円。
まさに負の資産、負動産。泣
それでも売主様は手放したい、と。
これが本当にあったお荷物不動産のこわい話。
需要と供給。
今後こういった案件が増加することは間違いない。
最終的に誰がこういったお荷物不動産の後処理を行うのか…。
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