困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

建替えが出来ないテラスハウス(長屋)、買いました

 みなさん、おはようございます。
難あり物件コンサルタントの田中です。


 今日は、テラスハウスについて。

 テラスハウスというのは2階建の連棟式戸建住宅のことを言い、戸建の一種類となります。
 各住戸がテラスと専用の庭があることからテラスハウスと呼ばれるようになったそうです。
 隣家とは共用の壁で連続しているため、長屋建(長屋)とも言われています。
 この長屋は、古くからも採用されていました。
 そして、なぜ、このテラスハウス(長屋)がつくられたのか?
 それは、建築基準法が施行され、敷地と道路との関係により道路間口が狭く、敷地が広い物件にあまり多く住宅を建築することができなくなってしまったから。
 そのため、できるだけ多くの住宅を建て、利益を得ようと考えた地主・不動産会社が1つの土地に複数の建物を連続して建てるといったテラスハウスを建築するようになったのです。
 テラスハウスの大部分は接道している住戸部分のみ建て替えができ、他の区画の住戸は単独で建て替えができない場合が多くあります。
 また、もともと一体で建築されていたテラスハウスの共用の壁を切除した時点で建築基準法に抵触する可能性が高くなり、そのことによって隣家より損害賠償請求(違法建築物化したと)をされるケースもあるようです。
 
 単独で建替えが難しいテラスハウス、当然、金融機関が融資をする際の担保評価も日々しくなり、希望金額の融資利用が出来ない場合が多々あります。
 そういった理由からも売りやすいかどうかというと売りづらいテラスハウス…。


 ですが、私のほうではそういった接道に難ありのどうしようもないテラスハウスをあえて購入しました。
 そして、情報があれば、まだまだ購入したいと考えております。
 もちろん、理由は負動産を富動産に変えるため。
 
 これから近隣にお住いの方々と協議を始めますが、結果がどうなるか楽しみです。(^^)