困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

共有不動産のウィークポイント

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、共有不動産のウィークポイントについて。

 今日の午前中はお客様がご来店され、相続不動産処分についての打ち合わせ。

実際にはお客様が司法書士の先生と弁護士の先生に依頼して相続した不動産の遺産分割&相続登記の手続き中ですが、調べている中でお客様以外に相続人の方が1人いるそうです。

 その1人は従兄弟とのことですが、もうずっと連絡もとっておらず、疎遠になっているとのこと。

 ただ、その不動産を処分するためには相続登記が必須であり、相続登記のために従兄弟の方の協力が必須となる。

万が一、従兄弟の協力が得られなければ、売れない不動産の出来上がり…。


 また、今日は横浜市中区の崖地の案件でも共有トラブルがありました。

 その崖地は急勾配で土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)と急傾斜地崩壊危険区域に指定されているところで大きな大木が何本も生えています。

 所有者はお客様の他に4名。

お客様はその崖地を持ち続けることでいつか大木が倒れ近隣の住宅に損害を与えるのではないか、崖崩れが起きて大惨事になるのではないかと不安に思い、とにかく手放したいと。

ところが、お客様が崖地を手放すべく共有者に相談すると共有者の方は「私は売りたくない」と…。

これも売るに売れない…。

それなのに万が一、塩漬け状態の時に崖崩れ等が起き、近隣住民に損害を与えてしまうと、持分に応じて損害額を負担しなければなりません。

そう考えると共有不動産って考えものですね。


 ちなみに今日はほぼ1日会社で事務作業をしていました。

 昼食時に明日使う手土産を買いがてら、横浜駅西口のペッパーランチで昼からがっつりステーキを実食、パワーチャージ完了。(^^)