困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

どうするのこの崖地!?

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、これから売り出し予定の崖地の調査について。

 今日は朝9時から神奈川県鎌倉市西御門というところにある土地の現地で売主様と打ち合わせ。

その土地は…車も入らない階段を40段ぐらいのところにあり、全体が傾斜地、…いや、全体が急傾斜地でした…。(T . T)



日頃ジムで鍛えている私ですら身に危険をおぼえるくらいの崖地で、高低差があることからも崖から転げ落ちたら骨折だけではすまない崖でした。

その崖には大木が数本生えており、売主様もその大木が倒れないか気が気でない。


 とりあえず現地調査を終えた後は売主様と一緒にお隣さんを訪問、「隣の土地の所有者ですが、私が所有している土地、今後使う予定がないため、ご入用であればタダで差し上げます」と。

お隣さんの回答は、後日、ご連絡いただくことになりました、吉報を祈ります。


 それから鎌倉市役所に行き、崖地の調査。

前面道路に水道本管はなく、下水道管も所有者不明の私設管。

目の前の道は建築基準法の道路ではなく、43条の空地で、極め付けは土地が土砂災害特別警戒区域内にあること。

さらに鎌倉市ではよくあることですが埋蔵文化財法蔵地内でした。


 まぁ、このように難ありの崖地ですが、不動産所有者としてお客様、は何とかしなければならないの一心でいろいろと動かれています。

その一生懸命動いている売主様の姿を見ると当然私も動かざるを得ないと考えてしまいます。

使い道のない崖地ですが、一人の引受けていただける方を売主様とともに探していきたいと思います。