困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

空き家の原因と売れない理由

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、空き家の原因について。

もう1年以上ご対応している案件。

それは都内にある借地権付建物。

その建物はすでに老朽化しており、雨樋も飛んでいってしまっている…。

 お客様が相続で取得されたものの、これからどうするのか活用方法を検討中。

 いろいろと打ち合わせをしていますが、空き家の状況はもうしばらく続きそう。

 このように空き家が増えているのは、今回と同じく相続した空き家が大部分なんです。


 今日は、埼玉県で空き家を相続された方、昨日は湯河原町で空き家を相続された方、一昨日は長崎県で空き家を相続された方がみんながみんな、タダでもいいから手放したい、と…。

 価値ある不動産がごく一部なんだと思えてしまう今日この頃。


 他にも多くのお客様が不動産を手放したいとご相談いただきますが、無事に手放せる方とそうでない方の違いは実ははっきりしています。


 それは、無事に手放せている方は当初より損しても良いから手放したいと言われ、手放せない方の大部分は持ち出しするなら売らなくていいと言われる。


 実際に損をしてでも手放したいという方よりご依頼を受けると私としては、「損はさせられない」と思い、少しでも高く売却できるように努力します。

 その理由は、売主様の心意気に応えたい、それだけ。


 一方、持ち出しするなら売らなくてもいいとお考えの方は、田舎の不動産の市況を甘く見過ぎている。

 田舎では、不動産の売却が大変、別荘地なら尚更。

売主様の気持ちが固まっていない場合は、私は極力売却のお手伝いはしません。

 だって、損をしてでも手放したい、子どもに残したくないとお考えのお客様が困っているのにそちらの方を放っておけないから。


 つまり、売れない不動産にするも、しないも所有者の心意気で決まる。

 みなさんは、困った不動産を相続してしまい、手放したい時にはどのように考えられますか?