困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

不動産売買 便利さだけでは得られないもの

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、便利さだけでは得られないものについて。

 先週、当社 売主物件の売却の契約を締結しました。

その契約前には間を取り持っていただけた不動産会社の方より「契約はオンラインで」とか「引渡しもオンライン決済で」というお話をいただきました。


 そのため、今日、司法書士の先生のもとを訪問し、売却の際の所有権移転登記のための書類を預託してきました。

引渡しは買主様と対面せず、鍵や資料は郵送で送ることになっています。

これって確かに便利ではありますが、個人的にはなんだかなぁ、という思い。


 何百万、何千万という不動産の引渡しの際に対面せずに引渡し、鍵等を郵送ってどうなの?

どんなに忙しい人でもどこかで1時間くらいは時間をつくれるはず。

もし、私が長年住んだ自宅を売却する際の引渡しがオンラインで買主様とお会いすることがなかったら、ちょっと嫌だな…。

便利だったら何でもいいのかと思ってしまう。

確かに引渡しの際に話が合わず、沈黙の時間が続くこともありますが、それも含めて引渡し。

個人的にはオンライン決済は嫌ですね。


 そんなことを考えていた私ですが、その頃営業の廣澤は山梨県甲府市で市街化調整区域の古民家、農地・山林(1円不動産)現地で売買仲介の契約&引渡しでした。

 売主様が生まれ育った甲府市の古民家を現地で買主様にお引渡し。

そのために売主様は神奈川県相模原市から甲府市の現地に行き、そこで最後のお手続き、きっと広くて管理がしきれない農地等を手放せた安堵の気持ちと、生まれ育った古民家が他の方の手に渡るという寂しさの両方の気持ちが入り混じっていたと思います。

当社としては、報酬なしの案件でしたが、それでも売主様、買主様の縁結びが出来たので良かったと思います。



オンラインという便利さも活用しつつ、お客様との対話も重視し、日々営業活動に励んでいきたいと思う。(^^)


廣澤さん、今日は1日お疲れ様でした!(^^)