困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

契約に、契約に、そして契約

 みなさん、こんばんは。
難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は今日の契約で印象に残ったことについて。
 今日は、午前中に千葉県千葉市緑区大高町の市街化調整区域にある土地(建物の建築不可)、そして午後一番目に茨城県日立市西成沢町4丁目の住宅地内の車庫なしの土地、夕方は東京都港区高輪3丁目の建替えができず、車の乗入れもできない借地権付建物の契約でした。
ちなみに千葉市と日立市の土地は低廉な価格でのご契約でした。
 それぞれの売主様は40年くらい前に購入した土地、今後も使う予定もなく、子ども達に残せないというから処分されました。
もちろん、お子様たちも自分たちも使う予定がなく、処分に困るから欲しくない、とのこと。


 一方、買主様のお考えは「日本の人口は少子高齢化で減ってきているが、世界的な人口は今後も増えていく。人口が増えても世界の土地自体は増やすことができない。おそらく将来的には土地の価値は上がるのではないか。」という期待からもイニシャルコスト・ランニングコストがあまりかからない土地を購入しておきたいということでした。
なるほど、確かにそういった考えも1つですね。
将来のことは誰もわかりません、土地の価値は上がるかもしれませんし、もっと下がるかもしれません。
そして、その買主様は売買代金を売主様にお支払いされるときに売主様と固い握手を交わし、「大切に使わせていただきます」と一言。



 買主様をお会いし、固い握手を交わされた売主様、それを見ていたお子様はどことなく安堵されたご様子でした。


 それにしても1日で3件のご契約は知らぬ間に気疲れしてしまいますね。苦笑
緊張していない気でも気が張っているのですね。


そして、不動産売買は、人と人の「出会い」だぁとつくづく思いました。!(^^)!