困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

不動産業20年超で2回目の衝撃的な出来事

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、不動産業20年超で2回目の出来事について。

 ズバリそれは先日ご契約いただいた土地売買契約が手付解除となってしまったこと。

 手付解除とは契約締結から一定期間内であれば相手方が契約の履行に着手していなければ、買主は契約時に支払った手付金を放棄して、売主は契約時に受け取った手付金を返還し、かつ手付金と同額の金員を買主に支払うことによって解除できるというもの。

そのため、手付解除は契約書にもとづいた解約方法となりますが、さすがに滅多にあることではないため、それはそれで衝撃を受けます…。(^_^;)


 ちなみに今回の手付解除は、売主様側からでした。



 手付解除をされる理由は、ご両親様の売却への反対があったそうです。

私は、当初売却のご相談をいただいた時から「本当に売却されてしまうのですか?」と確認していたのですが、なかなか難しいものですね。


 今回の手付解除で売主様が負担されたのは、手付金相当額の25万円、測量費用の実費分15万円、当社の調査時の交通費2.5万円。

 本来であれば一度成立した契約が解除されているため、仲介手数料をいただけるのですがそれもちょっと…、ということで調査時の交通費だけいただきました。

ただ、当社としては完全に赤字…、完全に。(T . T)


 そう言えばもう15年前くらいにあった手付解除は、買主様側からだったなぁ。

その時も今回も良い経験をしたと考えるようにします。


売買契約をしたからといって必ず引渡しが迎えられるわけではないと痛感した案件となりました。苦笑