困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

求められたのは悪魔の証明!?

 みなさん、おはようございます。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、物件調査での出来事について。

 昨日な朝早くに自宅をでて、向かった先は神奈川県の相模原市役所。

というのも処分のご依頼をいただいた相模原市緑区の賃貸中の貸家、農地2ヶ所、山林1ヶ所の物件調査でした。


 相模原市と言えば山梨県の隣にあるため、自宅から車で2時間くらいかかると思っていましたが、意外にも1時間少しで到着。


 そのため、早めに到着した私は車中で仮眠。

市役所の開庁と同時に調査開始しました。

複数の窓口を回り終盤に差し掛かったところで問題発生。

 調査対象の物件は昭和45年築で市街化調整区域に指定されたのは昭和23年、つまり建物新築時に都市計画法の建築許可または開発許可及び建築確認を取得しているはずですが、役所の窓口の方曰く、「それらは古すぎてない」とのことでした。

 なお、調査対象の物件の目の前の路地は、建築基準法で定める道路ではなかったため、基本的に建物の建替えや増改築は不可…。

 何とか建替えが出来ないかとお願いしましたが、「新築時に適法に建築されたエビデンスがなければ、建替えは許可出来ない」とのこと。

そのエビデンスこそが、廃棄済みの台帳記載証明書や開発登録簿等。

えっ?市役所サイドで昔の書類を古くて廃棄済みとしているのに、今の建物が適法に建てられたかわかる書類を出せと言うの…?

これって証明したくても書類がなく、証明出来ない悪魔の証明ですよね…。

そうきたか…、これはどうしようもない…。


 それからは他の部署もまわったのですが、よくあるたらい回しで、「それはうちの管轄じゃないからわからない」、「旧○○町はここではなく、○○に行って」など、まぁ面倒臭い。

市役所、合同庁舎、総合事務所、水道局など、しかも緑区でも場所が離れていたり、と他の市町村よりも調査がまわりづらい場所だなぁ、と。


 役所調査の後は、現地調査。

 集落内の物件で民家がちらほら。

ただ、現場付近を歩いていると痛いくらいの視線を感じました。

と、言うのも集落内の方々が知らない人がいる的な感じで外で話しかけてくるのではなく、室内からガラス越しにじっと私のことを見ていました…。

やはり集落って住みづらいのかも、って思ってしまいましたね。苦笑


 そして、現地調査も終了。

帰りがけに近くのパン屋「夢づくりパン工房」さんで出来たてアツアツの相模湖くりいむパンを購入し、車中で食べながら帰ってきました。

クリームパン、うまっ。(^^)