困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

自宅に住みながら、不動産を使い老後資金を捻出する方法

 みなさん、こんにちは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、自宅に住みながら、不動産を使い、老後資金を捻出する方法について。

その方法とは、ズバリ「リバースモーゲージ」です。


 リバースモーゲージとは、自宅に住みながら、自宅を担保に入れて、融資を受ける方法。

毎月の支払いは、融資を受けた利息のみで、元金の返済はありません。

 一番のポイントは、借入されたお客様がお亡くなりになった時点で金融機関が担保とされている不動産を売却し、その売却資金で融資を返済するというもの。

※例:リバースモーゲージで1,000万円の融資を受けた場合の毎月返済額(利息)は、約30,000円

 もちろん、お客様がお亡くなりになってしまったときに預貯金で被相続人の債務を完済できるのであれば、売却せずにすみます。


 そして、リバースモーゲージでは他にもいくつかのポイントがあります。

1.リバースモーゲージが利用できる不動産は、基本的に自宅のみ

  他で純粋に持っているという不動産ではご利用いただけません。

2.生活費など比較的自由に使える資金

  ただし、事業性が高いものや不動産投資などのためにご利用いただくことはできません。

3.リバースモーゲージを利用する際の評価額

  土地面積×前面道路路線価×0.7~0.8=評価額の目安(金融機関や地域により異なります)

  上記評価額の目安に対し、お借入れされるお客様のご年齢により掛け目がかわってきます。

  ※お借入れをされるお客様が若ければ借入可能額が減り、ご高齢になれば借入可能額が増えます。

4.リバースモーゲージの利用可能年齢

  55歳以上で上限なし。(金融機関により異なります)

5.その他

  リバースモーゲージをご利用の際には、法定相続人全員の同意が必要です。


 さらに補足ですが、私がリバースモーゲージについてヒアリングしたのは、東京スター銀行さんでした。

東京スター銀行さんでは、預金連動型タイプもあり、リバースモーゲージで融資を受けても、その資金を使わず、預金口座にプールをしていた場合、利息がかからないそうです。

 将来、家はいらないが生活資金だけは確保しておきたい、何年後かにまとまったお金が必要になる、自分たち夫婦で旅行に行くための遊興費をつくりたいなどの場合には、リバースモーゲージも1つの選択して考えてもいいかもしれませんね。


 自宅を使い、老後資金を捻出するリバースモーゲージ、詳細はリバースモーゲージをお取扱いされている金融機関までお問い合わせください。