みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。

　今回は、2年がかりで解決できたお客様の不動産のお悩みについて。

　ちょうど2年前、メールでお客様より熊本県天草市にある空き家、農地と私道の処分についてのご相談をいただきました。

　その不動産は、ご相談者のお母様が持分2分の1を、そのお母様の弟さんが残りの持分2分の1を所有していました。

…が、弟さんの連絡先がわからないうえに不動産には昭和30年頃に設定されていた抵当権がついたままでした。

　弟さんについては色々調べたところ、他界されていることが判明。

弟さんの持分についてはお子様が相続されました。

処分する不動産は熊本県天草市、ご相談者の方は福島県郡山市、共有者は長崎県長崎市…当社のある横浜からは遠い…。

　まず私道は、天草市に寄付。

問題なく、寄付完了。(^^)

空き家はシロアリにやられている…。

農地は農用地のため、処分するためには農地法の許可が必要で、買主は基本的に天草市内の農家の方または農業法人しか農地法の許可はおりなそうでした。

　そんなこんなで課題を1つずつクリアしていき、ようやく2年がかりでなんとか、無事に、空き家、私道、農地の処分をすることが出来ました。

農地をお引き受けいただけたのは、ずっと天草市内にお住まいで売主様のことをご存知の農家の方でした。

とっても地元思いの買主様、地域のためにも、売主様のためにも、と不動産をお引き受けいただけました。

ありがとうございました！(^^)

　定休日の今日は、休む暇もなくお客様との打ち合わせ。

相続・不動産に長けている司法書士の先生と一緒に横浜市の地主さんの相続対策のために。

目的は、お客様の希望を叶えつつ、揉めない相続＆今だからできる節税。

　それにしても、他の専門家の方とのコラボレーションは、私にとっても勉強になります。

自分で言うのなんですが、またレベルが1つ上がりました。(^^)

でも、たまにはゆっくり休みたいと思う今日この頃です。