困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

問い合わせが多くても農地が売れない理由

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、農地が売れない理由について。

 昨夜、私がTBSテレビ「水曜日のダウタウン」で寒川町の市街化調整区域にある1円戸建・農地をご紹介したところ、放送中からお問い合わせが殺到。

ゴールデン恐るべし。


 それでも市街化調整区域の農地はかなり売却が大変。

その理由は、市街化調整区域の農地は基本的に農家の方か農業法人しか購入出来ないため。

厳密に言うと農地の売買には農業委員会の許可が必要で農家の方もしくは農業法人にしか許可を出していないから。


 では、農家とは誰でも耕作すれば農家か?

答えは、ノー。

農家になるためには、一定期間農業の研修を受けたり、3,000m2の農地を所有もしくは借りたり、しなければなりません。

つまりすぐには農家になれないのです。

家庭菜園をしています、という内容では農業委員会では農家と認めてくれません。


 「どうしたら農家になれるのか」や「農地を買いたい」とお考えの方はまずは市町村にある農業委員会にご相談ください。


それにしても反響対応だけで1日が終わってしまった、ボランティア案件なのに…。

でも、まっ、懲りずに売主様のために頑張っていきます。(^^)