困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

いらない不動産売却時の心配事

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、いらない不動産売却時の心配事について。

私の元には日々、「タダでもいいからいらない不動産を手放したい」という相談があります。

もちろん、所有者がタダでもいいから手放したいというくらいの不動産なので不動産自体もそれなりです。

数多くの不動産会社は、そういった不動産売却のお手伝いをしても仕事にならない(報酬がほとんどない)ため手伝ってくれません…。


 そうなると所有者が困ってしまうため、その所有者の救済を当社がしています。

引き受け手を探します。

ただ、いざ引き受け手が現れると2つのポイントがあります。

 1つは、所有者の方が「もっと高く売れるのではないか」と欲をかいてしまう場合があること。

 私からするとこの引き受け手を逃してしまうともう二度と引き受け手が現れないのではないかと思っていても所有者の中には欲が勝ってしまう場合もあります…。苦笑

そうなるとお手伝いしている私としてもモヤモヤな気持ちになってしまいます。


 もう1つのポイントは、売却したらその日のうちに所有権移転登記が完了するわけでないこと。

どうしようもない不動産の場合、それを売却した所有者が心配されることは、引き受け手の方は本当に所有権移転登記をしてくれるのか、ということ。

不動産売買時の登記については、基本的には売買契約日に司法書士の先生が買主名義に所有権移転登記の申請をします。

ただ、これはあくまで申請であって買主名義への所有権移転登記が完了するのは、所有権移転登記の申請をしてから1週間から2週間が経過してからとなります。


 気持ち的には難あり不動産なんだから、申請したらすぐに登記を変更(完了)して欲しいものですが、そこは法務局の確認期間もあるんですね。

不動産所有者の中には「買主は登記をしないのではないか」と心配される方もいらっしゃいます。

当然ですね。

難あり不動産が買主名義に所有権移転登記がされるかどうかの一番安心できる方法は、不動産所有者の方が信頼する司法書士の先生に登記を依頼していただくことかもしれませんね。(^^)