困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

1円物件売買時の業務、実は大変

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、1円物件売買時の業務について。

 今年の夏に当社ホームページ経由でご相談いただいた案件は、神奈川県小田原市にあるいわくつきの土地。

どんないわくかというと擁壁築造工事中に、造成会社の重機が崖を転がり落ち、下の民家に直撃し、大きな被害を与えてしまい、かつ、造成工事途中に造成会社が倒産してしまい、擁壁が完成していない…。

さらに…土地の真ん中を道が縦断しており、傾斜地部分は土砂災害特別警戒区域…。

そんな経由からももう15年以上塩漬け状態…。

ちなみに相談者であり、所有者は不動産会社。

毎年12万円の固定資産税と年数回の草刈りに悩まされているとのこと。


 そんないわくつきの土地ですが、当社のお客様にお知らせしたところ、1円であれば引受けを前向きに検討するとのお話をいただけました。



そのため、水曜日で本来であれば休みの私ですが、珈琲館で朝食を食べた後、お客様とともに茅ヶ崎市にあるいわくつき土地の所有不動産会社を訪問し、お客様と所有不動産会社の方との顔つなぎをしました。

というもの、1円物件の売買をする機会は多々ありますが、契約のためには綿密な調査をし、重要事項説明書、売買契約書をつくらなければならず、これが本当に大変…。

それに1円物件を売買しても仲介手数料はもらえなくても、不動産会社としての重要事項説明責任は残ってしまう。

さすがに、所有者が不動産会社の場合にはそこまではできんでしょ、と思い、所有不動産会社の方にお客様をご紹介させていただいた次第。


 所有不動産会社の方はすでに売却のための調査、契約書作成に取り掛かっており、私とお会いするなり、「1円物件の売買って、本当に大変なんですね…。田中さんはよくこういったことを続けられますね」とひと言。

その大変なことだけでもわかってくれればOK。

ちなみにお客様からは「今日、田中さんがいてくれて本当に助かりました。ありがとうございました」と、嬉しいですね。


 打ち合わせ後は会社に行かず、自宅近くのスポーツクラブのマシンジムで筋トレからの温泉入浴でリフレッシュ。

それから帰宅し、少しデスクワークからのちょっとだけ昼寝。

ちょっと目をつぶっただけのつもりがあっという間に2時間が経過、やっぱ体疲れてるなぁ。苦笑

そこから自分の部屋を掃除し、リビングで少し仕事。

ちなみに今は映画館でレイトショーの時間待ち。

明日からまた忙しくなりそうだ。(^^;;