困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

お客様にご紹介した物件の価格を下げた理由と再建築不可物件の販売準備

みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


今回は、物件のご紹介について。

昨年、8年前に不動産をご売却いただいたユーザー様より「70歳を過ぎたので将来に備え、自宅兼アパートを売却し、駅近のマンションに住み替えたい」とご相談をいただきました。

その理由は、アパート経営は忙しく、かつ、気を使う部分が多いため、働いている娘さんには相続させられないとのこと。

当初の予定では、売却資金をもとに3,500万円くらいの3LDKのマンションにお客様と娘さんのお二人でお引越し予定でした。

ただ、思いのほかご自宅を好条件で売却することに成功したため、4,500万円のマンションでも購入できる状況になりました。

ところが、お客様と娘さんとの話し合いの中で娘さんが一人暮らしをすることに。

すると…お客様がマンションで一人暮らしになります。

それであれば、間取りは2LDKでもOKに。

お客様のご資金計画では、4,500万円の3LDKのマンションも購入可能ですが、私がお客様にあえてご紹介させていただいたのは、価格を少し下げた駅近の3,000~3,500万円の2LDKのマンションでした。

その理由は、空家問題が進む世の中においては、物件価格が高ければ高いほど将来値下がりリスクが大きくなります。

それに今回のお客様は、お客様お一人でお住まいになるため、2LDKにくらべて価格が高い3LDKをわざわざ選ぶ必要がありません。

加えて、駅徒歩10分ギリギリで築浅の少し狭いマンションより駅徒歩5分圏内の少し築年数が経過してでも価格が低めでゆったりとしたマンションの方が値下がりするリスクはない。

さらにお客様に万が一のことがあっても、娘さんはそのマンションを貸しやすいし、売りやすい!(^^)

お客様にご紹介させていただいた物件を選ぶ判断基準は単純です、それは不動産コンサルタントの私が、もしお客様だったらこのマンションにするというもの。

だから、将来値崩れするようなマンションはそもそもご紹介しません。


お客様にマンションの資料をお届けした後は、当社所有の横浜市鶴見区の再建築不可物件の現地に。


これから販売を開始するのですが、そのための現地調査&写真撮影のため。


それがこちら。

再建築不可物件なのに…カースペースがあり、南側に和風のお庭がある。

販売開始が楽しみです。(^^)