困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

知っておきたい!田舎の土地を使い儲ける方法

みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


今回は、田舎の土地で収益をあげる方法について。

先日お客様より「田舎の土地を活用し、収益が上がっている」旨のお話を聞きました。

なぜ、田舎の土地が収益を上げているのかを更にお聞きしたところ、駐車場として活用している、と。

時間貸しでもなく、月極めでもなく、1日毎の貸駐車場で活用、それがタイムズのBというもの。

その運営・管理はタイムズのBのシステムを使うのですが、予約の申込み、貸出しはパソコンやアプリからできる手軽さ。

それに土地の所有者は、砂利を敷いて、タイムズのBと書かれたマットを敷くだけ。

後は利用者を待つのみ。

利用者が、現れるとチャリン、チャリンと収益が上がっていく。


ちなみに今日、タイムズのBの担当者の方とお会いし、お話しをしました。

コインパーキングとして機械を設置し、時間貸しができる駐車場は人口が多いところでないと事業的にも合わないそうです。

一方、出張などで田舎に行くとコインパーキングがないため、お客様のご自宅の駐車場を借りるか、駐車禁止のキップを切らないようなところにドキドキしながら、車を駐車するしかありません。

そう考えると、このタイムズのBが普及してくれると田舎に行った時でも駐車場がないと困ることもなくなる。


ちなみにこのタイムズのB、自宅の駐車場を貸すことだってできるんです。

ある紳士服店は、駐車場の一部でこのタイムズのBを使い収益を上げている。

駅からの距離にもとらわれなくてもOK。

実に面白いですね。(^^)


午後からは、都市計画の専門家の方々との打ち合わせ。

その中で心に響いたことが2つありました。

1つは、「空地・空家問題は問題ではないこと」。

これからの日本は、人が減り、空地・空家が増えるのは当たり前でそれは「問題」ではなく、一種の社会現象、ただそれだけということ。

空地・空家を増やさないようにするというよりかは、空地・空家と共存した街づくりが重要。


もう1つは、「不動産の価値を上げるためには、街自体の価値を上げることが大切」ということ。

街の価値を上げるということは、単純に駅徒歩何分で南道路ということではなく、この街に住むということは、こんなことができて、こんなに素晴らしい生活が送れる、だから価値があるという価値を創造すること。

日当たりや土地の広さなどはその後でてくる話。


そう考えると私たちは、不動産の価値をいささか勘違いしてしまっている部分もあるのではないか、と思ってしまう部分もある。

これからの不動産会社に求められるのは、単に売った、買ったの目先の仕事ではなく、どうやったら街の価値を創造していけるかを考え、実際に行動していくこと。


いろんな方々との意見交換は、実に勉強になります、本当に。(^^)


ちなみに先ほどは、都内で港区のマンションのご契約。

明日からの出張前にご契約ができ、ひと安心です。


明日は、福井県越前市に出張です。

人生初の福井県、ワクワクします!(^^)