みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。

　今回は、難あり不動産を引き取る前の下準備について。

　先日京都府と栃木県の難あり不動産の処分のご依頼をいただきました。

　京都府の不動産は、阪神大震災の爪跡が残り、建物のところどころに大きなひび割れがあり、解体するにも200万円、リフォームするにも500万円、難ありですね〜。

　栃木県の難あり不動産は、ズバリ山林。

売主様が以前、原野商法で買ってしまった土地、というか山林…。

お客様と打ち合わせをしている中で双方とも私の方でお引取りさせていただくことになってしまいました…。苦笑

　どちらにしても、お客様には引き受けるとお約束したためお約束通り、お引受けします。

ただ、収益事業ではなく、あくまでお客様のためのボランティア事業のため、あまり費用もかけられません。

　不動産は引き受けるにも登録免許税や不動産取得税、印紙税などがかかってしまいます。

　それに売るに売れない不動産のため、経費は極力抑えなければなりません。

と、いうことでお客様から私に所有権を移転するための手続きは司法書士の先生に依頼するのではなく、あくまで自分で本人申請で行います。（本人申請により登記を行うことで司法書士の先生の報酬分を節約します）

　ちなみに京都府の難あり不動産の売主様は、登記済権利証を紛失されてしまっているため、その不動産の所有権移転登記は事前通知という方法で行います。

　栃木県の難あり不動産については、売買ではなく、贈与で手続きします。

　なぜ、贈与か？

　ヒントは贈与で税金を圧縮するからです。

その理由は、またの機会にお伝えします。

さ、明日は長崎県へ出張のため、朝7時前の飛行機です。

寝坊できません。^^;