リフォームローンが組めないときの不動産会社の使い方
みなさん、こんばんは。
難あり物件コンサルタントの田中です。
今日は、リフォームローンについて。
不動産を購入する際、売主様が個人の中古マンションや中古戸建は、大部分が現況有姿と言ってリフォームされていない状態が多いです。
そのため、買主様はその不動産を購入されるにあたり、物件取得後、リフォーム工事をされます。
このリフォーム工事、費用が数十万円くらいであればいいのですが、そういったケースはほとんどありません。
マンションでは65㎡の広さをフルリフォームして約400万円、戸建では100㎡の広さをフルリフォームして700万円前後かかってしまいます。
もちろん、スケルトンにしてのリノベーションの場合は、もっと費用がかかってしまいます。
では、この中古物件の他にかかるリフォーム費用、融資利用ができるかというと…融資利用できます。
金融機関により異なりますが、物件価格に上乗せをする場合、物件価格の他にリフォーム費用を借りる場合などがあります。
どちらにしてみ、リフォーム費用はかなりまとまった金額になるため、物件購入時に融資が通るかどうか、審査をしておく必要があります。
ただ、フラット35やノンバンクではリフォーム費用を組めないケースもあります。
※物件価格までの融資しか利用できない金融機関もあります
物件はどうしても欲しい、がリフォーム費用が組めないといったときは、不動産会社をうまく活用することで物件を購入することができます。
では、どうするか。
私が実際に行った案件
物件価格 2,000万円 + リフォーム費用 300万円 = 2,300万円
※2000万円の35年返済・金利0.8%+300万円の20年返済・金利3%
=毎月の返済額:54,612円+16,637円=71,249円
↓
金融機関のシステム上により物件価格の100%までしか融資ができなかったため、当社が一時的に購入し、リフォーム費用分を上乗せして、リフォーム後にお客様に売却。
物件価格 2,350万円(リフォーム費用込)
※2,350万円の35年返済・金利0.8%
=毎月の返済額:64,169円
※上記の通り、経費として50万円(不動産取得税・登録免許税)前後は上乗せとなりますが、それでもメリットはあります。
これがリフォームローンが組めないときの不動産会社の使い方です。
もし、リフォームローンが組めないけど、どうしても物件が欲しいという方はチャレンジしてみるというのもいいかもしれません。
自己資金があまり用意できないときでもこの方法をうまく活用すると購入できるかもしれません。
まさに、不動産会社の活用方法です。
ただ、注意しないといけないのは、どの不動産会社に協力していただくかが非常に重要。
よく考えてから、進めるようにしてください。
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