困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

【成約御礼】青森県六ヶ所村の市街化調整区域にある戸建

 みなさん、こんにちは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は新規【成約御礼】のお知らせ。


 昨年10月に「テレビを見た」とお問い合わせをいただいたお客様は青森県六ヶ所村の144㎡もある戸建にお一人でお住まいの女性の方でした。

ここ数年、雪が降るとご高齢にもかかわらず、屋根に上り雪下ろし等をされていたそうです。

ご年齢によりそれもさすがに難しくなってきたとのことで六ヶ所村のご自宅を手放し、北海道にお住まいのお嬢様と同居される予定となりました。

ただ、老朽化したご自宅は雨漏りがあったり、床の沈みがあり、かつ、生活できるだけの残置物もそのままでの引渡しを希望…、建物は未登記で、あげく土地4筆のうち2筆が農地(市街化調整区域)という状況でした…。



 お客様のほうで地元不動産会社に相談、といってもそもそも地元不動産会社がほとんどない状態。

少し離れたところにあった不動産会社では「売れない」と言われてしまったそうです…。


 そこで当社でご対応させていただくことにし昨年11月、雪が降る直前の時期に現地調査に乗り込み。

併せて残置物もそのままで、引渡し後何があっても買主様にてご対応いただける条件の購入希望者を探していきました。

そして…、昨年12月、情報を市場に出すまでもなく、当社のお客様に購入希望者をお探しすることができました!

六ヶ所村は冬場の雪が凄いので春になったら契約しましょう、と。

と、その冬の間に農地を宅地に地目変更登記手続きを完了!

雪も解け、暖かくなった先週、買主様とともに売却物件である売主様のご自宅に伺い、そこでご契約いただきました。

もちろん、現地には生活できるままの残置物がそのまま残されていましたが、買主様はそれを了承済み。


 青森県の案件は今回が初めてでしたが、青森県をよく知ることができました。

関係者のみなさま、ありがとうございました!m(_ _)m