困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

紛争防止、私道の合意書の締結

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、私道の合意書の締結について。

 昨年当社が購入した古家付建物は、目の前の道路が個人が所有する私道でした。

そのため、その通行・掘削をするためには私道所有者の承諾が必要となります。

 後日、私道所有者の方に私道の通行・掘削のお願いに伺ったところ、このまま私道を所有していても子どもに相続させることになってしまうため、このタイミングで「私道を利用している方々に迷惑をかけないよいに手放したい」と…。


 そして、完全によそ者の私が近隣の方々に私道の取扱いについて協議開始、それが昨年10月頃。

当初は私道所有者の方のご意向により私道を利用している6名での共有することでお話を開始しましたが、協議は右に、左に行ったり来たり…。(^_^;)

それでも諦めずにに根気よく協議を継続。

最終的には私道を自治会の名義で引き受け、その後の維持・管理を近隣の関係者で行いましょう、と。

固定資産税や私道の補修費用は関係者6人での共同で負担すること等、いろいろなことを取り決めし、書面化。

もちろん、途中何度も書類の文言の修正。

そして、先程自治会と関係者6名で無事に私道の維持・管理・通行等に関する合意書の締結が出来ました。(^^)


 共有とはなりませんでしたが、前所有者の方のご意向「近隣の方々に迷惑をかけないように手放したい」の望みを叶えつつ、紛争防止の私道の合意書を締結することで近隣の方々の権利も確保に成功。



ひと言言いたいのは、よくいろんなことを言われながら9ヶ月間頑張った…私。苦笑