みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。

　今回は、最近の不動産業界で残念なことについて。

　メイン業務が不動産の買取再販の当社、メイン業務の他にご紹介のお客様の不動産の売却・購入、日本全国の困った不動産の処分も行なっています。

　社員一同お客様の問題解決に向けて日々営業をしているのですが、最近その営業の中で思うことがあります。

　直近の事例でマンションの売却案件（仲介）だったのですが、営業が都内のマンション買取業者Ｊ社の担当者と契約に向けて進めていたところ、Ｊ社の担当者から「おたくの社員の対応が悪いから、担当者を代えてくれ」と言われ、私が担当することにしました。

　そのときの電話のときから少しおかしかったのですが、とにかくその担当者が上から目線で何も知らなかった…。

　売主様が賃貸に出していたマンションが空室になったので売却したいという案件だったため、契約に向けて深夜まで契約書等を作成し、契約金額に建物消費税を記載していたら、その担当者から「個人が売主で消費税がかかることはない。おたくはそんなことも知らないのか。うちは大手と何百回も契約しているがそんなことは一度も言われたことがなかった。おたくの会社どうかしてるよ！」と言われました。

ま～、無知とは怖いなと思いながら、その担当者に「疑うのであれば税務署にご確認お願いします」とお伝えしたところ、その担当者も自分で税務署に確認したらしく、「田中さんの言う通り、消費税がかかると言うことでした。でも～…」、と…。

もちろん、「でも～」の後は先ほどはいい過ぎてすみませんでした、のひと言もなく、終始言い訳だけ…。苦笑

　契約書の内容についてもＪ社のことを配慮した特約を設定したら、「こんな内容の特約をなぜいれるんだ！」と叱られ、後で特約の内容が理解出来たのか、「特約はそのままで」と。苦笑

　そして、残念ながら売主様の事情でその契約が流れてしまったところ、「おたくはそういうことをしているのか！今までおたくみたいな会社は聞いたことがない！」と言われたので、会社の代表である私は何回もひたすら「申し訳ございません」と謝罪。

するとそのＪ社担当者から「私は会社で契約に向けて決済もとった。いつ今回の埋め合わせをしてくれんだ！うちは今回のプロジェクトのために工務店に図面を書かせて10万円もかかっている、どうしてくれるんだ！おたくで負担してくれ！」と言われました…。

　私は、「確かに当社が至らなかった部分もあるかもしれませんが、当社の営業と私も契約に向けて進めていました。それに契約前に話が流れたら費用が発生すると予め当社の担当者に仰っていただけてましたでしょうか？当社は御社に費用をかけてリフォーム図面の作成をお願いしましたでしょうか？」と回答。

すると「おたくの営業には話が流れて、費用が発生するとは言っていない。ただ、今回はおたくが10万円を負担すべきた！」と言われました…。苦笑

　私は不動産業界に20年以上いますが、今回のことのように予め言われてもいない中で「契約が流れたら図面作成費用を負担してもらうからな」的なことを言ってくる方は初めてだったので、「御社は予め契約が流れたらお金がかかると言っていなかったものを当社にご請求されるのですか？それは御社の会社としての回答ですか？当社としてはご請求書をいただければお支払いするか検討します」とお伝えしました。

それに対して先方の担当者は、「私は、Ｊ社の社員ではなくて、業務委託なんです。ただ、私の判断は会社の判断だ！」とのこと。

さすがに今までずっと、かなりの上から目線の言葉に私も耐えきれなくなり、「あなたが社員か業務委託かは問題ではなくて、御社として、当社が負担するように仰られているのでしょうか、とお聞きしています。それに年寄りの独りよがりと思って聞いて欲しいが、あなたは最初から今まで私に対して、当社の営業に対しても終始上から目線で話をされていますが、なぜでしょうか？あなたはそんなに偉いのでしょうか？会社の方はあなたの言動に対して誰も何も言ってくれないのですか？御社は当社より大きい会社ですが、当社とは今後一切お取引きいただかなくて結構です」とお伝えしました。

あまりに言動が失礼だったので、今まで我慢していたことお伝えしスッキリしました、と思いきや、先方の担当者から「御社のことは知っているようで相手にするな。との回答でした　以上です」とショートメールメッセージが来ました、やれやれ…きっと、担当者の独りよがりでJ社の会社としてのスタンスは予め契約が流れた時に費用がかかると伝えてもいないことで請求書を出すということの重みを考慮してでのことだと思います。（もちろん、私は請求がきたら支払うつもりでおりましたが　苦笑）

そのあたりも考慮するとJ社の会社としてのスタンスはしっかりとしていると言えますね。

私は「どうもありがとうございます」とだけ返信、さらに返信はきましたがこれ以上対応しても意味はないため、対応はしていません。苦笑

　ただ、正直最近の不動産業界ではたまにこういったよくわからないこと（変わった営業マンが増えている？）が起きているような気がしていて、当社としてはやらなくてもよい仲介案件で心をすり減らすことがある。

　ちなみに私がこのマンション売却案件の買主で、今回のように話が流れてしまっていたら仲介会社の担当者には、「ここまで努力してくれてありがとうございました。売主様のご判断で契約に至らなかったのは残念ですが、御社の問題ではありませんね。御社、特に〇〇さんが頑張ってくれることはよくわかりましたのでまた次に繋げていきましょう」と言っていました。

　今後一切、Ｊ社と取引きすることはありませんが、万が一契約出来たとしても担当者の言動からもある意味トラブルに巻き込まれるリスクがあったと考えられるので、契約出来なくて正解だったのかもしれませんね。

さぁ、明日も一日頑張りましょう！(^^)