困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

再建築不可物件投資、3年で660万円儲けた理由

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、再建築不可物件投資について。

 ちょうど3年前お客様にお願いされ購入した横浜市某所の再建築不可物件。

駅から20分以上坂を上がったところにある昭和30年代に建築されたであろう老朽化した物件。

購入当時は、4部屋中3部屋が賃貸中でした。

全ての部屋が風呂無し…。

前所有者は「私も高齢で、このまま持ち続けると子どもにこの不動産がいってしまう。それだけは避けたい」とのことでした。


 それを600万円で購入。(老朽化していたことも考慮して決定)

今日の売却までにかかった費用を含めるとトータル約700万円。

購入時の家賃収入は年間170万円でした。

そして今回売却出来た金額は850万円。

つまり、売却金額850万円ートータルコスト700万円+年間家賃収入170万円×3年=660万円。



 税金を考慮すると複雑になるため、ざっくりと言うと3年で700万円を投資したら、この3年間で利益が660万円もでた。


 ちなみにこれにはカラクリがあり、今年の夏に入居者が退去したら、室内がかなり汚れていて、それを直すには約250万円ものリフォーム費用がかかってしまう、ということで売却を決意しました。

仮にも250万円のリフォームをしていたらその部屋の家賃の何年分相当になったのだろうか…。


 今回の再建築不可物件投資がうまくいった理由は、出口戦略。

最終買主を探せるかどうか。

それと売却後のリスクをいかに払拭するか。

というわけで、今回の売却については一般ユーザーに売却するのではなく、少し金額的に下がっても契約不適合責任免責で売却するために不動産会社に向けて売却しました。


ただ、万が一、同時期に全ての入居者が退去していたら、何も出来ず、塩漬けになっていたリスクもある。

そう考えると今回の再建築不可物件投資は幸いうまくいきましたが、いつもうまくいくとは限らないですね。(^_^;)