売れないと言われた物件を売却し、ちょっとウルっときた話
みなさん、おはようございます。
難あり物件コンサルタントの田中です。
今回は、ちょっとウルっときた話について。
昨年、大手不動産会社の方より千葉県市原市の戸建の売却依頼をいただきました。
その戸建は、築40年年以上経過し、かつ、20年もの間なんのリフォームもせず、閉め切ったままの状態でした。
室内は荒れてしまい、床は腐り、軒は剥がれ落ち、住める状態ではありませんでした…。
大手不動産会社の方は、当初自社で売却活動をされていましたが、売れず…当社に「売主様のためになんとか売却して欲しい」とご依頼をいただきました。
その後、売主様とお会いし、売却に向けての打ち合わせ。
売主様は、ご高齢でご病気がちでした。
売主様のご意向は、「この難あり物件を子どもに残さないこと」、ただそれだけでした。
大手不動産会社で売れなかった負動産。
当社で昨年末から販売を開始しました。
当社にはこういった難あり物件を探しているというお客様が多数いるため、情報を公開せずに、当社にご登録いただいているお客様に限定し、お声掛けしました。
その結果…、すぐにそのうちの2組のお客様よりお申込みをいただくことができました!(^^)
大手不動産会社では売れなかった不動産なのに。
不動産の売却は奥が深い。
年末年始、書類作成やらで最終的に昨日ご契約、お引渡し手続きが完了。
そして、昨夜、売主様のもとへ買主様よりお預かりした売買代金と固定資産税清算金をお届けに伺いました。
今回の流れや手続きについてご説明をし、買主様よりお預かりしていた売買代金などを売主様に手渡したのですが、そのとき拝見した売主様の目には少し涙が溢れていました。
きっと大手不動産会社から売れないと言われ、半ば諦めかけていた負動産を無事に売却できることができて、とても嬉しかったのでしょう。
今回は、売買代金も売買代金だったため、お仕事をご依頼いただいたときから「報酬はいらない」と売主様にお伝えしていました。
売主様からは手続き完了後に「報酬をお支払いしたい」とお話しをいただきましたが、私どもは「当初よりお話しさせていただいた通り、報酬はいりません。お子様と美味しいものでも食べてきてください。」とお伝えしました。
そのことをお伝えした際に再度、売主様の目には薄っすらと涙が浮かんでいました。
それを見た私も少しウルっとしてしまいました。涙
今回の案件は、昨年当社に入社いただいた相山という営業が最初から最後までご対応させていただきました。
もちろん私はサポートにまわっていましたが。
お金という報酬はありませんでしたが、それ以上に大きな売主様、買主様に喜んでいただいたときの「笑顔」いただきました。
さらに全ての手続きを終えた相山も最高の笑顔でした!
笑顔はお金じゃ買えませんからね。(^^)
ボランティアって素晴らしい!
これからもさまざまな不動産トラブルを解決し、お客様に感動と笑顔を届ける不動産会社であり続けます!(^^)
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