困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

近隣トラブルと難あり物件

 みなさん、こんばんは。
難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、近隣トラブルについて。
 現在、対応させていただいている案件、私道の取決めについて地主さん、実際は地主さんの担当をしている建設会社と協議をしています。
 ただ、これがまたなかなかに手ごわい。
 もう数ヶ月にもなりますが、少し解決が見えたと思えば、また話が戻ってしまう。
 さすがに依頼者の方もしびれを切らしている。
 
 このままでは一触即発。
 
 もうすぐで依頼者の堪忍袋の緒が切れてしまいそう。

 そうなってしまうと…依頼者と地主さんとのご近所関係が悪化。
そして、近隣トラブルに発展し、難あり物件をつくってしまうことに。


 そうならないためにもまずは、お互いが相手を尊重し合うこと、そして譲り合いの精神を持つこと。
 これが非常に重要。


 ちょっとのボタンの掛け違いが一生のしこりになってしまう…。
一時の感情だけで次世代に持ち越す可能性があるトラブルにはさせないようにしましょう!


 大事なことはお互いの尊重です。(^^)

みんなが考える再建築不可物件の悩みどころ

みなさん、こんにちは。
難あり物件コンサルタントの田中です。


今回は、再建築不可物件の悩みどころについて。
本日、購入の契約をさせていただいた神奈川県高座郡寒川町の土地。

建築基準法に接道していないため、建物の新築ができません。


ただ、物件があるのは都市計画区域内の市街化区域。
しかも用途地域は、準工業地域。
現況は、更地…。


つまり、毎年の固定資産税がかなりの金額かかってしまう…、建物を建築できないのに。
ということで私の方で購入させていただくことにしました。


ただ、この建物の建築ができず、固定資産税だけが高い難あり物件、それだけでは事業収支が合わないため、他にも何の問題もない土地も一緒にバルクで購入させていただきました。


売主様もそこまでしてでもこの難あり物件を手放したかった、と。
他にも優良物件があれば、バルク売りすることで難あり物件を手放すことができますが、もし、難あり物件しか持っていないときは…手放せないかも。
すると毎年の数十万円の固定資産税を所有し続けている間、支払わないといけない。
な、なんて恐ろしい。
難あり物件の処分はとにかく、お早めに。

負動産の唯一の活用方法

みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


今回は、負動産の唯一の活用方法について。

まず、負動産とは所有していても使っていない不動産でかつ、毎年ランニングコストがかかるもの。

そして、この負動産は意外にもそこら中にある。


今日伺ったお客様、都内と静岡県、神奈川県に複数の不動産を所有。

もともとは、静岡県の別荘地の土地をタダでもいいから手放したい、と。

本日面談させていただいた結果、昔かなりの金額で購入した負動産を今売却することが本当によいのか、と検証することに。

お客様の負動産は売却すると買ったときの金額からかなり大きな損がでてしまう。

都内の不動産は売却するとかなりの利益がでる。

売って利益がでると譲渡所得税を支払わなければならない。


そこで、負動産の出番。

まず、都内の不動産を売却し、利益を出して、それから負動産は売却し、損をだす。

すると…不動産売却時の利益、つまりは譲渡所得から負動産を売却した際に確定した多額の損を控除することができ、最終的に譲渡所得税の額を減らすことができる。

これが、譲渡所得税の内部通算。

負動産の損が大きければ、大きいほど使える。


負動産も使い方が重要ですね。(^^)