困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

世代を超えても叶えた願い

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、本日お引渡しを終えた案件について。

 今日は朝から横浜の自宅から車で埼玉県鴻巣市に向かいました。

目的は、さいたま市浦和区の土地のお引渡しのため。


 実は、さいたま市浦和区の土地の案件の始まりは2年前にさかのぼる。

 ちょうど2年前に静岡県にある某別荘地内の土地を手放したいというご相談をいただいたのがきっかけでした。

 売主様はさいたま市浦和区の土地のお父様で、「自分が生きている間に静岡県の別荘地内の土地を手放したい」というご希望でした。



 その土地は、別荘地内にあるため、使っていなくても毎年管理費がかかるうえに、車が通れる道路から階段を上がり、そして下がる、トータルで100段くらいの階段を進む。

もちろん、車の乗り入れができない。

…が、管理会社からは「路上駐車は禁止です」とのこと…。

さらに…土地の全部が急傾斜地で、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定されていました。


 売主様はこの土地を手放すために自ら現地に行き、写真の撮影や書類の取寄せをされました。

 その姿を見て、私はお手伝いすることを決意。

物件が物件のため、1円で売却活動をするもほとんど問い合わせがなく、1年以上諦めず売却活動を継続。


 その間、残念ながら土地の所有者であるお父様が他界されてしまいました。

その土地はお子様が相続され、相続登記完了後も当社で売却活動。

私の気持ちは「必ず売る!」のみ。

最終的になんとか、買主様をお探しすることに成功。

感想は、やっと売れた~という安堵感でいっぱい。(^^)


 お父様の時には残念ながら希望を叶えることは出来ませんでしたが、お子様の代で無事にお父様、お子様の願いを叶えることが出来ました。

きっと天国のお父様も喜んでいるに違いない。


 別荘地の土地の売却を終え、買主様への所有権移転登記が完了したことを確認してからお父様が生前お住まいだった本日お引渡しを終えたさいたま市浦和区にある土地の売却活動にはいりました。



 その土地は立地が良かっただけに売却が出来ることは予めわかっていましたが、ポイントは出来るだけ高い金額で売却すること。

そのため、高い金額で購入する不動産会社をターゲットにプライベート入札を実施、買主様の目処づけをしました。

後日、売買契約の締結。

売主様が相続空き家売却時の譲渡所得税の3,000万円特別控除を利用するために引渡し前に古家の解体を実施。

そして、その土地のお引渡しが本日完了したのです。


お客様とのお約束、「必ず売ります!」の約束を守ることができて本当に良かった。(^^)


 今日は、他にも富山県の築古の借地権付建物売却に向けた売主様との打ち合わせや税理士の先生との打ち合わせ、離婚による戸建の持分を買うための住宅ローンについてのリサーチ等もしました。

それでも、いつもよりほんの少しだけ早帰りをし、自宅近くのいきなりステーキで自分へのご褒美、がっつり300gのステーキを堪能。(^^)



 明日は朝から鎌倉、それからそのまま静岡県伊東市へ向かいます。

私の移動する日々の物語はこれからも続いていく。(^^)