困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

地目変更が先か交渉が先か

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、農地の売却について。

 今日の午前中は売主様がご来店され打ち合わせ。

打ち合わせ内容は、売主様が所有されている田舎の売却について。


 ただ、その農地、売主様の目が届かないことをいいことに近所の方が勝手に物置を設置。

 そのため、ただでさえ売却が大変な農地なのに農地転用許可の取得をせずに第三者により農地転用されてしまっている…。

物置どかせるのか…。

物置の所有者に農地を引き取ってもらおうと思っている私ですが、農地のままでは売買が出来ない。

農業委員会と打ち合わせをしたところ、顛末書付の4条許可を取得して地目変更登記をするか、いきなり法務局に地目変更登記を申請して、法務局から農業委員会に照会してもらうか、それが問題だ。


 いずれにしても、地目変更登記が先か物置所有者との交渉が先か、言い換えると卵が先かニワトリが先かという感じ。

農地の売却は一筋縄ではいかない。

…けど、増える農地の売却相談。(T . T)


 午後からは宅建協会のオンライン相談セミナーでした。

これは私のように市役所や区役所、支部事務所で不動産無料相談会の相談員向けの勉強会。

2時間みっちり勉強。(^_^;)


 夕方は横浜市神奈川区の多世代交流拠点『子安の丘みんなの家』へ。

その理由は、今日、みんなの家にFM横浜の取材があったから。

緊急が…、いやいや朗らかな雰囲気の中、インタビューが進む。

開嶋さん、阿部さん、相山さんみんな慣れたものでした。

ちなみに放送(FM横浜)は8月7日(日)の朝9時30分~10時の15分、ぜひみなさんもご視聴くださいね。(^^)


土地売却と桜の木

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、土地売却と桜の木について。

 現在、私が担当している土地売却中の案件のお話。

売主様が相続で横浜市某所のご実家を相続されました。

そのご実家の建物は築年数が経過しており、建物の価値は0。

 土地は200m2以上あるため、不動産会社が購入し、土地を分けて2棟の新築分譲住宅をしたり、アパートを建築するのに最適な広さ&立地。


 売主様がこちらの土地をご売却される際の要望は、「庭先にある桜の木を残していただける方にお譲りしたい」というもの。



 ちなみに幹の直径が40cmもある桜の木はまたベストポジションにあり、桜の木を残すと建築プランが入らず、分割して2棟の新築分譲住宅の建築をすることができない。

さらにアパートにしようにも部屋数が減ってしまい金額が伸び悩んでしまう。

 

 それでも当社としては、売主様のご希望を叶えていただける買主様をお探ししようと動いています。

ところが、問い合わせをしてくる不動産会社の営業マンは、「土地を買ってから桜の木を切ってしまうのはどうですか?」(言語道断)と問い合わせしてきたり、「売主が桜の木を切ることに納得しないのは、おたく(私)の営業が足りないんじゃない」等と不動産業界ってこんなにもレベルが低いのかって思えてしまうくらい好き勝手言われています…。

 問い合わせしてくる不動産会社の営業マンは、売主様の気持ちに寄り添うことなく、自分だけ良ければいいという利己主義者の方々ばかり。


 売却活動を開始して間もないのに、最初から「絶対に桜の木を切らなければダメだ」なんて私からはなかなか言えない。

 実際に売却活動をした結果、やはり桜の木がネックとなり売れないのであれば、残念ながら桜の木を伐採するという選択肢がでてくるかもしれませんが、やってもないのに「ダメだ」とか「やるだけムダ」というのはよくない。


そんなことを考えつつも、これからも売主様に寄り添っていきたいと思えた1日でした。

売主様のために、農用地売却に挑む

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、『売主様のために』について。

 今日は朝7時前に群馬県高崎市のビジネスホテルからのスタート。

 そこから移動し、同じく群馬県みどり市へ。

理由は、昨年より売却のご相談をいただいていたみどり市大間々町にある農振農用地売却のため。

 朝8時30分の市役所開庁と同時に調査開始。

市役所本庁舎、分庁舎、土地改良区、教育委員会の出先機関、土木事務所、環境事務所などなど怒涛の調査。


 午後3時30分からは農地の隣にある売主様のご自宅で打ち合わせ。

売主様からは「農地のことが片付かなければ心が休まらない。いろいろ相談したが、どこもダメでした。」とのことでした。


 これは、農用地売却のために私がなんとかしなければならない、売主様のために!

と思いつつ、売主様手作りのおまんじゅうとおにぎり、きゅうりの漬物をいただきました。

あ~美味しかった~、お店で売っている以上のクオリティーの高さでした。(^^)

ご馳走様でした!

これは、なおさら農用地をなんとかせねばっ。



ちなみに今日の調査の際に訪れた岩宿博物館。


 ランチは創業二百三十年食堂で『本さわらの炙り胡麻定食』でした。



こちらのランチもまた美味しかった~。

絶妙な味付けのメインと何気ないふりかけも最高。(^^)

ちなみに本当に創業二百三十年か確認するの忘れてしまいました…。


最高の寄り道は物件近くにある高津戸峡。



結構な高さですね。



さ、お盆前には今回のみどり市の3,400m2の農用地売却の資料をつくらねば。

ちなみにその価格は低廉な価格となる予定。