困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺

売れない物件を売却すべく、日々、仕事を楽しみながら思ったことを掲載してしています

 毎年増える売れない困った不動産、ワケアリ物件に対処すべく、特殊なノウハウを駆使し、北は北海道、南は沖縄県まで実際にご相談いただいたことや不動産トラブルにならないための方法、ノウハウを掲載しています。日々、私には他社さんで売れない不動産と言われてしまったお客様からのご相談をいただき、実際にそういった負動産を売却しております。そのため、「困った不動産・ワケアリ物件の駆け込み寺」となっております。こちらのブログにはその駆け込み寺への実際にあったご相談について掲載させていただいております。

再建築不可物件の底地と借地の同時売却

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、今日の引渡しについて。

 今日は朝から電車で都内に行き、財務局で物件の引渡しでした。

その物件は、都内某所の人気エリアにある借地権付建物でした。(土地の所有者は国でした)

さらに…建築基準法で定める道路に接道していないため、建物の建替えも出来ません…。

他にもいろいろ大変な部分もありましたが、最終的には不動産会社に売却。


 その売却方法は、借地と底地の同時売却。

物件の引渡しは一般的に銀行で行うことが多いのですが、底地の売主が国だったため、財務局で引渡し。

ちょっとしたハプニングがあり、開始が遅れましたが、最後は無事に手続き完了!(^^)

ここまで道のりは長かったのですが、一歩ずつ前進してこれた結果だと思います。


タイムオーバー、終わらなかった農地の調査

 みなさん、こんばんは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、農地の調査について。

 火曜日の夜から物件調査のため、平塚市・伊勢原市入りしている私、本来であればホテルに泊まる距離ではないのですが、今回だけは泊まりがけ。


 その理由は、調査対象の土地(農地)が全部で19ヶ所、しかも伊勢原市と平塚市にそれぞれある…。


 昨日は朝一番から調査をしていたものの、1日では終えられず…。

今日は小雨が降る中、朝からその農地の一部をご利用いただけている農家さんを訪問し、「お借りいただいている農地、タダでもいいからもらっていただきたい」とお願い。

結果、2組とも好感触でした。


 その後も調査に戻りましたが、結局終わらず、19ヶ所の物件調査の大変を痛感…。


 それにしても、今回の調査は市街化調整区域だったり、農用地だったり、埋蔵文化財だったりといろいろてんこ盛りでした。苦笑

あと一回は現地に来なければっ。




市街化調整区域の戸建 建物解体後の固定資産税に驚愕!

 みなさん、こんにちは。

難あり物件コンサルタントの田中です。


 今回は、市街化調整区域の戸建の建物解体後の固定資産税について。


 私がご対応している横浜市某所の市街化調整区域にある戸建、諸事情があり将来建物の解体をしなければならなくなるかもしれない。

そのため、私の方で建物解体前にもし建物を解体したら将来固定資産税がいくらになるかを計算してみました。

なお、現在の固定資産税は住宅用地の軽減適用により162,500円です。


 そして、解体後の固定資産税の計算方法を区役所の資産税にヒアリングをし、その通りに計算してみると…解体後の固定資産税はな、なんと384,000円に!?

解体前の実に2.74倍!!!

それに加え、建物が建てられないうえに草刈り代もかかる…。(T . T)



これは固定資産税の呪いだわ~。

これでは古家があっても建物は壊しづらいというのも納得。


みなさんも建物を解体すべきかどうかは解体後の固定資産税まで考慮し、決定してくださいね。(^^)